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2020年8月

「G線上のアリア」吹奏楽譜

「G線上のアリア」吹奏楽譜
易しい楽譜で基礎力を上げ、ステージにも乗せられる楽譜です。
優雅で美しいバッハの魅力をぜひ味わってください。

「G線上のアリア」吹奏楽譜
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参考音源
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

穏やかで優雅で荘厳な美しさに溢れているメロディーでみんなに”G線上のアリア”で親しまれているこの曲は
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685年から1750年)がおそらくケーテン時代の36才から37才の頃、
管弦樂組曲第3番二長調.BWV1068の第2曲(=エア(アリア))として
書かれたものが原曲となった曲です。
バッハが生きていた時には評判にもならず、バッハが亡くなって100年のちに発掘され
曲を演奏されることによって、ようやくこの曲にスポットライトが当てられました。
まだこの時はほぼ原曲のままだったと思われます。

バッハがヴァイオリニストの地位も確立して来た頃、G線だけで演奏するという事が話題に上っていたようです。
流行にのって1871年にドイツのヴァイオリニストのアウグスト・ヴイルヘルミ(1845年から1908年)が
バッハのアリアを原曲にバイオリンのG線(=テーマメロディがバイオリンの四本の弦の一番低い音のG弦)
だけで弾けるように編曲することで、世の中に広く”G線上のアリア”として知られ親しまれる曲となりました。
現在では広くヴァイオリンや他の楽器が他の線で弾く時にも”G線上のアリア”として紹介されるようになり、
”G線上のアリア”と言う名が世に浸透しました。

バッハ一族は音楽家の家系で、数多くの音楽家を輩出しましたが、
中でも、ヨハン・ゼバスティアン・バッハはその功績の大きさから、大バッハとも呼ばれています。
一般的にはJ・S・バッハとも略記されています。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月31日 - 1750年7月28日)
は、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家です。
 バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、
当時から即興演奏の大家として知られていました。バッハ研究者の見解では、
バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家としてそれまでの音楽を集大成したとも評価されていますが、
後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、
日本の音楽教育では「音楽の父」と称されました。

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  2020/08/23   animato

金管五重奏 ジムノペディ第1番

金管五重奏 ジムノペディ第1番
3つの『ジムノペディ』 (Gymnopedies) は、エリック・サティが1888年に作曲したピアノ独奏曲です。
第1番 ゆっくりと痛ましげに (Lent et douloureux)

編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
2番トランペットはホルンまたはトロンボーン、ユーフォニアムに変更可能。
ホルンはトロンボーン、ユーフォニアムに変更可能。
その他、木管、サックスなどの五重奏も可能。
サティの魅力を、ぜひ演奏で表現してみてください。

金管五重奏 ジムノペディ第1番
3つの『ジムノペディ』 (Gymnopedies) は、エリック・サティが1888年に作曲したピアノ独奏曲です。
第1番 ゆっくりと痛ましげに (Lent et douloureux)

編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
2番トランペットはホルンまたはトロンボーン、ユーフォニアムに変更可能。
ホルンはトロンボーン、ユーフォニアムに変更可能。
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サティの魅力を、ぜひ演奏で表現してみてください。

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参考音源
https://youtu.be/irRf88nQEV0

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

サティの初期の代表的なこの3曲にはそれぞれ主題があります。
第1番 ゆっくりと痛ましげに
第2番 ゆっくりと悲しげに
第3番 ゆっくりと厳かに

3曲とも4分音符以上の長い音符のみで作曲されており、
テンポの遅い3拍子ということでとても簡素な印象を受けます。
機能和声や対位法を用いた論理的な構成を持った曲とは異なります。
後に発展するミニマル・ミュージックに見られる終始一貫した同型反復と、
それに重なる長調とも短調ともつかない独特な旋律が特徴的です。
1番と3番は当時、ドビュッシーによって管弦楽曲に編曲され、
また現在に至ってもポップスやジャズなどの世界で様々なアーティストがアレンジしています。

曲名の「ジムノペディ」は古代ギリシャの神々をたたえる祭典(ジムノペディア=裸の踊り)からとられています。
この祭典は、人々が酒によって大騒ぎをし興奮して死人も随分出る程激しいものでした。
しかしサティはジムノペディアの様子を描いた静かなたたずまいの古代の壺を見て曲想を得たため、
曲は終始ゆっくりと静かです。ユーモアとも皮肉とも感じられる、当時の音楽界の保守的な雰囲気を嫌っていた、
若かりし頃のサティらしい発想だったのかもしれません。

どこか物憂げ美しく、つかみどころのない旋律。テレビや映画、
街中で、エリック・サティの音楽を耳にしたことのない人は、いないといっても過言ではないでしょう。。
クラシック音楽の世界からは「異端児」とされ、一方で「現代音楽のルーツの1つ」と称されるエリック・サティ。
1866年フランスに生まれ、59才でその生涯を閉じるまでに、
後世へまで影響力を持つ数多くの音楽作品を残しました。
「パリ音楽院で最も怠惰な生徒」。これが「音楽界の異端児」と呼ばれたエリック・サティの
学生時代の評価でした。優等生とは程遠い生活を送っていたサティは、パリ音楽院を中退し、
何を思ったのか軍隊へ志願入隊します。しかしその軍隊も1年で除隊となったサティ。
1887年、22才で足を踏み入れたのが、当時パリの中でも画家や詩人、
ダンサーなどの若い芸術家たちが集い、自由な雰囲気をたたえていた街・モンマルトルでした。

サティは、17世紀頃から300年近く続いていた西洋音楽の伝統「調性音楽(長調や短調など機能和声に基づいた音楽)」、
いわゆる「ドレミファソラシド」のルールを壊した張本人と言われているのです。
モーツァルトもベートーヴェンもワーグナーも「調性音楽」という枠の中で作曲していたけれど、
サティはそれをぶっちぎって、グレゴリオ聖歌(9世紀頃に発祥したローマ・カトリックの宗教音楽)で
使われていた音階「教会旋法」を、クラシック音楽に初めて持ち込み、「無調」といわれる音楽の先駆けになりました。
そして、ドビュッシーやラヴェルが続き、シェーンベルクが「十二音技法」という無調音楽の作曲技法を確立し、そこから現代音楽が花開いていきました。
さらにそれはジャズや今のポッブスにもつながっています。
つまり伝統的なクラシック音楽と今の音楽をつないでいるところにサティがいるのです。

?エリック・サティという作曲家は、異色の作曲家といわれます。
これは比較的穏当な描写ですが、なかには、“異端児”とか“変人”と称される場合もあります。
こういったレッテルが貼られる最大の所以は、サティが常に己の心の命じるところに正直に生きところにありました。
自分らしく音楽に向き合うことが常識への挑戦となったのです。
サティは、名誉や権威を(過度に)求めることなく、真摯に理想の音楽を追求しました。
その結果、現代の音楽につながる、新しい扉が開きました。サティの功績には偉大なるものがあります。

そのサティが書いた数ある作品の中で最も有名で、かつサティの目指した音楽の原型が明確に刻まれているのが「ジムノペディ」です。

ジムノペディとは、ギリシア語の gymnos(裸の)と pais(子ども・少年)という意味からなり、
裸体の少年たちが、踊ったり体操風の遊戯を行ったする古代スパルタの神々(古代ギリシアの戦没兵士)を
祀るための儀式の名称「Gymnoppaedic」から、エリック・サティーが作った造語です。
日本では、戦前に早坂文雄と共にサティ作品の演奏・紹介に努めていた伊福部昭が、
1951年に著した「音楽入門―音楽鑑賞の立場」において『人類が生みえたことを神に誇ってもよいほどの傑作』と絶賛していました。
また、この曲には気分を落ち着かせる効果もあるとされ、例えば病院における血圧測定中に心身の緊張をほぐすBGMとして流されたり、
精神科などでは心理療法の治療の一環として使用されることもあるそうです。

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  2020/08/23   animato

ローズ・リーフ・ラグ 木管六重奏

ローズ・リーフ・ラグ 木管六重奏
Rose Leaf Rag
編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスです。
クラリネット六重奏やサックス六重奏に変更も可能です。
ローズ・リーフ・ラグは1907年にスコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1867年 - 1917年4月1日)が
作曲したラグタイムです。
軽快で楽しい名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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Rose Leaf Rag
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スコット・ジョプリンの音楽
陽気ではちきれそうな活気に満ちた音楽、心を揺さぶると同時に両足が反応せずにいられない音楽、
聞く者全てに微笑みがこぼれる音楽-かくも魅力的な音楽が引っ込み思案で悲しげ、<引きこもりがち>とも例えられた
男により作曲されたとは、考えにくいでしょう。
―だが実際に多くの人が口数の少ない人物だったと記しています。
確かにかくも物静かな人物だったでしょうが、それゆえ彼の音楽が最も雄弁に、
彼自身の思うところを語っていたのです。

ラグタイム
ラグタイムは、19世紀末から20世紀初頭に掛けてアメリカで流行した音楽のスタイルです。
黒人のダンスの伴奏音楽や、酒場で黒人が演奏したピアノ音楽が起源であり、
白人の客に受けのいいマーチなどの西洋音楽に黒人独特の感覚が加わり、
シンコペーションを強調した初の軽音楽になりました。
演奏楽器は主にピアノで、その他にバンジョー、マンドリンや管楽器などの小編成バンドが
ラグタイムを奏でました。
(当時は、ギターが大衆楽器としては普及していなかったので、ギターによる本格的クラシック・ラグ演奏は、1960年代まで待たねばならない)。

形式的には、ほとんどがラグタイム・ワルツを除き2拍子で、
3楽節以上の組曲形式(ソナタ・ロンド形式)をとり、中間部で属調または下属調に転調します。
そして、Scott Joplin のラグが1971年のアメリカ映画『スティング』の音楽に使われて、
本格的なラグタイムのリバイバルが起こりました。

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  2020/08/23   animato

アヴェマリア木管四重奏(カッチーニ)

アヴェマリア木管四重奏(カッチーニ)
Ave Maria
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットです。
クラリネット四重奏やサックス四重奏、金管四重奏(移調)でも演奏をお楽しみいただけます。
珠玉の癒し曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

アヴェマリア木管四重奏(カッチーニ)
Ave Maria
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットです。
クラリネット四重奏やサックス四重奏、金管四重奏(移調)でも演奏をお楽しみいただけます。
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https://youtu.be/4RrSlSPG_F8

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ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini/1545-1618)は、イタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家。

メディチ家(トスカーナ大公国の君主)の宮廷歌手(テノール)として活躍したほか、
リュートやヴィオールなどの楽器も演奏しました。

カッチーニの『アヴェマリア』は、『シューベルトのアヴェマリア』、『グノーのアヴェマリア』と並ぶ
「3大アヴェマリア」の一曲として親しまれてきましたが、今日では真の作曲者が確定しています。

真の作曲者は、旧ソ連の作曲家ウラディーミル・ヴァヴィロフ
(Vladimir Fiodorovich Vavilov/1925?1973)。ギターやリュート奏者としても活躍しました。

ヴァヴィロフは、自身の作品を神秘化するため、昔の古典作曲家の名前を借りて発表する事がよくあったそうです。

カッチーニ『アヴェマリア』については、ヴァヴィロフは「作曲者不詳」のアヴェマリアとして発表していましたが、
彼の死後に演奏家らがカッチーニの名前でレコーディングを行ったため、
近年までカッチーニ作として広まってしまっていました。

それはさておいても、カッチーニの「アヴェマリア」、は珠玉の癒し曲です。
今やシューベルトやグノーのアヴェマリアと共に、
コンサートには必ずと言って良いほどリクエストされる大人気の曲でもあります。
歌詞は"Ave Maria"のみをはじめから終わりまで繰り返します。コードも8小節を2回、
何度となく繰り返されますので、16小節がわかればすぐに演奏できるので、お勧めの曲です。
祈り、ロマンティック、哀愁に満ち、暗く深い悲しみ、ドラマティック、恐怖、嘆き、慈愛、希望、
天上界の楽園、癒し、と様々に聴こえます。こんなにシンプルなのにちっとも飽きない、
人によって捉え方がこんなにも違う不思議な魅力に溢れた曲です。

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  2020/08/23   animato

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈結婚行進曲〉

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈結婚行進曲〉
Wedding_march from Midsummer Nights Dream
木管五重奏、クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。

『夏の夜の夢』(ドイツ語: Ein Sommernachtstraum)は、
フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)です。
いずれもシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』が元になっています。
中でも『結婚行進曲』 (Hochzeitsmarsch) は有名です。

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈結婚行進曲〉
Wedding_march from Midsummer Nights Dream
木管五重奏、クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。

『夏の夜の夢』(ドイツ語: Ein Sommernachtstraum)は、
フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)です。
いずれもシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』が元になっています。
中でも『結婚行進曲』 (Hochzeitsmarsch) は有名です。

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https://youtu.be/GqP67PPf99w

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劇付随音楽「真夏の夜の夢」
この曲は戯曲のための付随音楽としてひとまとまりになっていますが,かなり変わった経緯で作曲されています。
17歳のメンデルスゾーンがシェイクスピアの「真夏の夜の夢」のドイツ語訳を読み,序曲を一気に作曲しました。
その17年後,プロシア国王フリードリヒ・ウィルヘルム4世に命じられて書いたのが残りの12曲です。

タイトルの「真夏の夜の夢」の「真夏」というのは"Midsummer"の訳ですが,日本の「蒸し暑い猛暑」のことではありません。
「真夏の夜」というのは,6月24日の聖ヨハネ祭の前夜のことを指します。つまり,夏至の頃です。
その夜には不思議なことが起こるという伝説があると言われています。
最近では,「夏の夜の夢」と表記しています。全曲は序曲+12曲からなっています。

●結婚行進曲 Wedding March op.61-9
全曲中最もよく知られている曲です。ワーグナーの結婚行進曲と並んで,本当の結婚式でもよく使われています。
トランペットのファンファーレで始まりますので,ワーグナーのものよりも華やかです。
「結婚行進曲」の名曲ポイントは、幸せなメロディーの前にあるファンファーレにあります。
「夏の夜の夢」の中でトランペットを3本使うのは「結婚行進曲」だけです。
3本のトランペットで作り出すドミソの和音は、聞き手に祝祭的なイメージを与えます。
さらに、幸せなメロディーに向けてたたみ掛けるような三連符が、幸せへの期待感を後押しします。
シンプルかつ奥深いファンファーレを、お楽しみください。
劇中では第5幕への前奏曲として使われています。この幕では先の二組の恋人たちが結婚式を挙げます。
この部分を聞いただけで,何かとてもおめでたくてゴージャスな気分に浸れる名曲中の名曲です。
中間部は静かな雰囲気になり,優雅に流れていきます。
最後に最初のファンファーレが戻ってきて,華やかに結ばれます。
前の場面にあたる〈夜想曲〉 (Nocturne) の後に、この〈結婚行進曲〉を演奏すると効果的です。

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  2020/08/22   animato

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈夜想曲〉

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈夜想曲〉
Nocturne from Midsummer Nights Dream
木管五重奏、クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。

『夏の夜の夢』(ドイツ語: Ein Sommernachtstraum)は、
フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)です。
いずれもシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』が元になっています。
中でも『結婚行進曲』 (Hochzeitsmarsch) は有名です。
清らかで美しい名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックス五重奏:『夏の夜の夢』から〈夜想曲〉
Nocturne from Midsummer Nights Dream
木管五重奏、クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。

『夏の夜の夢』(ドイツ語: Ein Sommernachtstraum)は、
フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)です。
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中でも『結婚行進曲』 (Hochzeitsmarsch) は有名です。
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〈夜想曲〉 作品61-7 Con moto tranquillo
Notturno (ノットゥルノ=夜想曲、夜曲)

シェイクスピアの戯曲〈夏の夜の夢〉のドイツ訳が衝撃と感動を以って迎えられ、
霊感を掻き立てられた17歳のメンデルスゾーンは、劇の主要登場人物群、情景、そして筋書きまでも
〈序曲〉(作品21)により、見事に描き切りました。管弦楽法の成熟度や音楽の美しさもさることながら、
17歳のメンデルスゾーンが〈序曲〉で示す登場人物たちへの深い洞察と的確な描写力は、
彼が慧眼そして成熟した魂の持ち主であったことを感じさせます。メンデルスゾーンは20歳のとき、
ベルリンに於いて、死後80年近く忘れ去られていたJ.S.バッハの音楽を復興させました(1829年マタイ受難曲を指揮)。
そのベルリンでのドイツ語版〈夏の夜の夢〉上演のために、1843年プロシア王が34歳のメンデルスゾーンに劇音楽の作曲を依頼しました。
幕間だけでなく、台詞や情景(例:森を彷徨うハーミア)のために書かれたのが、作品61の作品群です。

メンデルスゾーン (1809-1847) が プロイセン王の求めに応じて 1843年に書いた、
有名な シェークスピア (1564-1616) の戯曲: 「夏の夜の夢」 の付帯音楽の中の
第3幕と 第4幕の間の間奏曲。
柔らかで心地よい夜の帳 (とばり)に包まれながら、熱いものがこみ上げてくるといった印象の名曲で、
組曲ではこの曲のすぐ後に有名な 「結婚行進曲」(第4幕と 第5幕の間の間奏曲) が続きます。

ホ長調、4分の3拍子。基本的に 3部形式 の構成で、ホルンと ファゴットによる静かで温かみのある夜の気配が広がり、
ヴァイオリンによる高音で涼しげな気が降りて夜が深まりつつある中、
中間部 で 身を焦がすような思いが昂じては 優しい微風にそよぐ木々の子守歌が なだめています。
そして再び ホルンなどによる森の夜の穏やかな黒い塊が移り行き、朝を迎えます。

この間奏曲は二組の カップルが妖精の魔法にかかって、各々森の中で眠りにおちるというものですが、
魔法にかかってしまった妖精の女王:ティターニアが やはり魔法で村人が変身させられた ロバに恋して、
それを相手に踊る滑稽な場面で演奏される場合もあります。それはそれで幻想的で ほのぼのとした印象です。

なお、この戯曲名は昔は専ら 「真夏の夜の夢」 でしたが、"Midsummer" は "夏至の頃" の意味で、
"盛夏の頃" とは異なるというところから、最近では 「夏の夜の夢」 といわれる方が多くなっています。
有名な〈結婚行進曲〉 (Hochzeitsmarsch) の前に〈夜想曲〉を演奏すると効果的です。

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  2020/08/22   animato

ウィリアムテル序曲からフィナーレ管打八重奏

ウィリアムテル序曲からフィナーレ管打八重奏(ロッシーニ/編曲 瀬 浩明)

編成はフルート、クラリネット、アルトサックス、ホルン、
トランペット、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバ、ドラムセットです。
アルトサックスはクラリネットに変更可能。
トロンボーンはテナーサックスに変更可能。
チューバはバスクラリネットまたはファゴットに変更可能。
トライアングルはオプション(九重奏)です。

ロッシーニの興奮と歓喜をコンサートに、ぜひどうぞ。

ウィリアムテル序曲からフィナーレ管打八重奏(ロッシーニ/編曲 瀬 浩明)

編成はフルート、クラリネット、アルトサックス、ホルン、
トランペット、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバ、ドラムセットです。
アルトサックスはクラリネットに変更可能。
トロンボーンはテナーサックスに変更可能。
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歌劇「ウィリアム・テル」序曲(ジョアッキーノ・ロッシーニ)
19世紀前半、イタリアのオペラ界に新しい息吹を与え、オペラ作曲の巨匠として今も名声を
保持しているロッシーニ(1792-1868)は、37歳までの半生に37曲のオペラを作曲しました。
その代表作のひとつであり彼の生涯最後のオペラ作品が、「ウィリアム・テル」です。

シラー原作によるロッシーニの最後の歌劇(といっても彼が37歳の時の作品なのですが)の序曲です。
この歌劇は,スイスの独立運動を描いた4幕5場からなる大作ということもあり,
序曲もそれに相応しい規模を持っています。オペラ自体は全曲が演奏される機会は少ないのですが,
序曲は大変有名で,CD録音も数多くあります。

ちなみに,この「ウィリアム・テル」というタイトルなのですが,
何故か日本では昔から英語読みの「ウィリアム」で知られています。
フランス語またはイタリア語で歌われる歌劇ですので,本来は「ギョーム・テル」または
「グリエルモ・テル」というのが正しいようです。シラーの原作の戯曲はドイツ語ですので
「ウィルヘルム・テル」ということになります。

有名なスイスの伝説をもとにしているオペラの内容は、1207年当時オーストリアの圧政に苦しんでいたスイスが、
この苦境を革命によって打破する模様を題材としたものです。主人公のテルは弓の名手であり
スイス独立運動のヒーローとして登場。劇中、最も有名な場面でその弓が注目されます。

オーストリアの悪代官ゲスレルへの敬礼を拒否したテルとその愛児ジェミーに対し、
ゲスレルがジェミーの頭にりんごを載せ、テルに「射てみよ」と難題を突きつけます。
テルは断りますが、ジョミーの説得により矢を放ち、テルは見事に頭上のりんごを射抜く、という場面があります。

この「序曲」は、その後4時間にもおよぶ劇の本編の内容に密接に関係してはっきりと対照づけられた
四つの部分からなっています。

第1部はバスクラリネットの独奏によって静かにスイスの「夜明け」が描かれます。

第2部は、愛国心によって奮起した志士たちの戦の象徴である「嵐」の急襲を示す疾風の描写から始まり、
やがて全楽器によって暴風雨が到来。この激しい嵐が遠ざかって、フルートの静かな独奏で次の部分にうつります。

第3部は「静寂」。嵐の静まった後に平和な牧歌が歌われます。
田園に鳴らされる牧笛の旋律がイングリッシュ・ホルンにより奏され、スイスに訪れた平和の姿が映し出されます。

第4部は、平和をもたらした国軍の凱旋を示す有名な「スイス軍の行進」です。
高らかに歌われるトランペットに導き出され、華やかにきざむようなリズムで行進曲が始まります。
それは次第に最高潮に達し、興奮と歓喜に溢れて終わります。

主人公ウィリアム・テルは架空の人物と言われています。
しかしスイス人にとっては、国民の魂といえるほど大切な存在なのです。
ウィリアム・テル劇場や礼拝堂などゆかりの場所が各地にあり、学校の授業でも習うとか。
そんなウィリアム・テルの伝説は14世紀、オーストリア統治下のスイス・ルツェルン地方が舞台です。
悪代官のおきてを破ってしまったテルは、罰として息子の頭上のリンゴに矢を放てと命じられます。
テルは必死に命中させますが、これを機に悪代官に目をつけられてしまいます。
しかしテルの勇気ある行動に農民たちも一丸となって悪代官に立ち向かいます。
テルは、仲間たちに助けられながら勝利を収めました。
正義に対してまっすぐ生きたテルの伝説は、今も昔もスイスの人々に誇りを与えているのです。

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  2020/08/19   animato

「私を泣かせてください」金管四重奏

「私を泣かせてください」金管四重奏
編成はトランペット2本、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏にも変更可能。
バロック期の素朴で温かな響きをお楽しみください。

「私を泣かせてください」金管四重奏
編成はトランペット2本、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏にも変更可能。
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バロック・オペラの天才作曲家ヘンデルがハノーファー(ドイツ)からロンドンに
渡ったのは1710年のことでした。彼がロンドンで最初に上演したオペラが
《リナルド》です。11世紀末におこった第一次十字軍のエルサレム征服の史実をベースに、
ファンタジーを織り込んだ騎士物語オペラです。
ヘンデルはそれまでドイツやイタリアで発表していた作品の中から
良曲をこのオペラに転用しています。彼のデビュー作は大ヒットとなり、
ロンドンにおける英語オペラ派とイタリア・オペラ派の戦いに、
イタリア・オペラが決定的な勝利を収めた出来事となりました。

十字軍の騎士リナルドには総司令官ゴッフレードの娘アルミレーナという許嫁がいます。
ところがエルサレム征服まであと少しというところで、この地を治める王アルガンテの味方である
魔女アルミーダにアルミレーナが誘拐されてしまいます。
アルミレーナの美しさに魅了されたアルガンテは、自分の心をあげようと申し出ますが、
アルミレーナは自分が欲しいのは〈自由〉だけですと答え、このアリアを歌います。

「泣かせてください、私のむごい運命を。自由を願い、ため息をつくままにさせてください。
私の苦悩を憐れんだ悲嘆が、この束縛を断ち切ってくれますように」

イタリア語の意味は「Lasica ch’io? 私に?させておいてください(英語ではLet me)、
pianga 泣くままに、mia 私の、cruda 残酷な、sorte 運命を」となります。

ヘンデルは旋律の美しい高貴な曲を数多く残しました。中でもこの「泣かせてください」は、
オペラ《セルセ》の有名なアリア「オンブラ・マイ・フ」と同じLargoラルゴ(ゆったりとした)という
テンポで書かれています。

当時の名歌手たちは、アリアの繰り返し部分を各自の技量とテイストによって装飾し、
その歌手だけのオリジナル・ピースに仕上げて歌っていました。

傲慢で強引な王アルガンテを拒絶し、死を願うことで対抗するアルミレーナの気高さを感じられる
演奏で皆様がこのアリアを味わうことができますように。

「私を泣かせてください」(伊語:Lascia ch'io pianga)
歌詞・対訳

Lascia ch'io pianga
mia cruda sorte,
e che sospiri la liberta.
Il duolo infranga queste ritorte
de' miei martiri sol per pieta.

どうか泣くのをお許しください
この過酷な運命に
どうか自由にあこがれることをお許しください
わが悲しみは、打ち続く受難に鎖されたまま
憐れみさえも受けられないのであれば

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  2020/08/19   animato

歌劇「魔笛」序曲 吹奏楽譜

歌劇「魔笛」序曲 吹奏楽譜
シンフォニックで打楽器奏者も活躍できる原曲に忠実な楽譜です。
モーツァルトの名曲をコンサートのオープニングなどに、ぜひどうぞ。

歌劇「魔笛」序曲 吹奏楽譜
シンフォニックで打楽器奏者も活躍できる原曲に忠実な楽譜です。
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参考音源
https://youtu.be/Fw__kR1AL2g

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

モーツァルト(1756-1791)にとって生涯最後の年となる1791年の夏、彼は
ウィーン郊外で歌劇「魔笛」の作曲に没頭していました。
次の子どもを身ごもっていた妻のコンスタンツェは、6歳になる上の子を連れて、
温泉地バーデンへ保養に出かけていて留守です。
「きみと一緒に子どもみたいに楽しく過ごしたことを考えると、
毎日が退屈で悲しくてたまらないよ‥‥」
寂しがりやのモーツァルトは、妻にあてて毎日、そんな手紙を書きながら、
興行師シカネーダーの用意した小さなあずまやに籠って仕事をしていたのです。
そんなある日、彼のもとを訪れたのが、灰色の服を着た不思議な男でした。
注文主の名前を秘めたまま、大金と引き換えに「レクイエム」の作曲を求める
この男の申し出を、気味悪がりながらも、モーツァルトは引き受けざるをえませんでした。
しかも宮廷からの注文で、8月の末からは別のオペラ「皇帝ティートの慈悲」を
大急ぎで仕上げなくてなりません。過労で身体の調子は悪くなる一方でした。
でもそんな中で、初演日9月30日のわずか2日前に書き上げられた
「魔笛」の音楽の、なんと美しいことでしょう。
演奏時間
第1幕 80分
第2幕 70分
合計 約2時間30分

このオペラのタイトルの意味は「魔法の笛」、メルヘンのようなお話です。
簡単なあらすじは
古代、エジプト王子タミーノは森の中に迷いこみます。
「パミーナの肖像画」を見たタミーノは、彼女に一目惚れをします。
タミーノは森で出会ったパパゲーノを従えて、捕らわれたパミーナを救出に向かいます。
試練を乗り越えたタミーノは、最後にパミーナと結ばれます。

この荒唐無稽とも思える筋の展開は、専門家によると、「自由、平等、友愛」を理想とする
秘密結社フリーメースンの思想の反映したものなのだそうです。
ちなみに、初演ではパパゲーノ役を興行師シカネーダー自身がつとめ
、夜の女王をコンスタンツェの姉、ヨゼファが歌っています。

序曲は、全楽器が一緒に強く奏する3つの和音で始まります。
そして混沌とした闇の世界を表わしているようなアダージョの序奏が続きます。
アレグロの主部に入ると、まず第2ヴァイオリンが第1主題を弾き、
4小節後に第1ヴァイオリンが、その7小節後にヴィオラとチェロ、
ファゴットが加わって、フーガのかたちで進んでゆきます。オーボエとフルートが
半音階で対話するようにからみあう第2主題を経て、終止したあと、
ふたたびアダージョに戻って、冒頭とよく似た和音が3回、鳴り響きます。
次のアレグロでは、第1主題が、第1ヴァイオリン、チェロ、コントラバスとファゴットの
順で展開します。
「魔笛」は初演のときから聴衆の大喝采を受け、ウィーン郊外の小さな劇場で
繰り返し上演されました。今も世界中のオペラハウスで、絶えることなく
演目にあがっています。

作曲を依頼したアウフ・デア・ヴィーデン劇場の座長シカネーダーが、
自らパパゲーノを演じ、モーツァルト自身の指揮によって1791年9月30日、
初演されました。その後、モーツァルトは12月5日に亡くなっています。
最後まで「もう一度、魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。
モーツァルトはこのオペラをこよなく愛していたのでしょう。
『魔笛』は大ヒットし、1年ちょっとの間に100回も上演されました。
現在でも、聴衆にも暖かく受け入れられているオペラです。

当時興行主のエマヌエル・シカネーダーは、仕事がなく困っていました。
そこで、自身が台本を書き、同じフリーメイソン会員で友人でもあるモーツァルトに作曲を依頼して出来たオペラが『魔笛』です。
シカネーダーは俳優、歌手、演出家と何でもこなし、自身もパパゲーノを演じました。

初演はシカネーダーが設立したアン・デア・ウィーン劇場でおこなわれました。
すぐに『魔笛』は人気を博し、モーツァルトの生前までで100回以上の公演がうたれたと言われています。

一般市民を対象とした一座でしたので、物語はわかりやすい「お伽噺」になっており、曲と曲の間はセリフが挟まれます。
しかし一方で、物語はフリーメイソンとの深い繋がりも感じさせます。

物語はメルヘンの世界となっていて、ややストーリーにつじつまの合わない箇所があります。
これは、モーツァルトと台本を書いたシカネーダーの二人が、
当時流行っていた秘密結社「フリーメーソン」という一種の宗教の信者で、
作品にその教義を盛り込んだため、少し混乱してしまったようなのです。
しかし、基本的にはメルヘンの優しい世界の中で、楽しいエピソードが繰り広げられます。
いつもは敷居が高くて堅苦しいオペラ鑑賞も、このオペラなら肩の力を抜いて、
ゆっくり楽しむことができるでしょう。

誰でも知っているメロディー、オペラらしいメロディー。
極上のモーツァルトの音楽を聴くことができるのが、この『魔笛』の最大の魅力です。
例えば、夜の女王のアリアと言えば、コロラトゥーラと呼ばれるソプラノ歌手が
綱渡りのように最高音を出すことで、このオペラの名物となっています。
タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」を歌う主役テノールは叙情的で優しい声が必要です。
また、パパゲーノとパパゲーナの二重唱「パ・パ・パ」は、何とも楽しい歌ですので、
ぜひ一度、聴いてみることを薦めします。

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  2020/08/18   animato

サラバンド木管六重奏

サラバンド木管六重奏
編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴットです。
オーボエはクラリネットに変更可能。
ファゴットはバスクラリネットに変更可能。
バロック期の素朴で温かな響きをお楽しみください。

サラバンド木管六重奏
編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴットです。
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ハープシコード組曲第2番HWV437第4曲『サラバンド』Sarabande二短調

ヘンデルは1685年2月23日ドイツ生まれ。バッハとは同い年であり、
オペラやオラトリオ曲、教会音楽、管弦楽などの器楽作品まで実に膨大な数の作品を書き上げています。
ヘンデルの活躍したバロック時代は、まだピアノが生まれる前ですから、
現在目にするピアノ用のヘンデルの作品は、すべてチェンバロ用に書かれたものです。

そのチェンバロ(ハープシコード)のための音楽だけでも280曲が残っています。
そんな中で馴染みのある作品は「調子の良い鍛冶屋」ではないでしょうか。

ヘンデルの作品はどれも非常に簡明な技法で書かれており、バッハのような技巧的複雑さが無いにもかかわらず、
あらゆる感情に訴えかけ神々しいまでの荘厳さを醸し出しています。
端正で単純であることから生み出される絶対的な美しさ。それがヘンデルの魅力です。

この「サラバンド」もある意味単純なのですが、無駄なものが極力省かれている所がどこまでも美しい所以なのです。
人には言えぬ深い哀しみや苦しみを抱えて心が疲れてしまった時などに、
冬の暖かい部屋で静かにゆっくりと演奏して頂きたい一曲です。

G.F.ヘンデルは、ドイツに生まれ、後にイギリスに帰化した作曲家です。
バロック期を代表する作曲家の一人で、当時のヘンデルはバッハよりもはるかに有名でした。

原曲はハープシコードの曲ですが、後に弦楽重奏やピアノなどの独奏用に編曲されて演奏されています。
スタンリー・キューブリック監督による1975年の映画『バリー・リンドン』のサントラでも注目されました。
重厚かつ神聖な旋律が印象的です。
宮崎駿のアニメ『風の谷のナウシカ』(1984年)の挿入歌『ナウシカ・レクイエム』の冒頭や前半部の音楽は、
ヘンデル「サラバンド ニ短調」をモチーフにしているとも言われています。
『サラバンド』が使われている(と思われる)曲は、幼い少女が「ラン、ランララランランラン・・・」と
寂しげに歌う『ナウシカ・レクイエム』。
『ナウシカ・レクイエム』の冒頭・前半部分のメロディーが、
ヘンデル作曲『サラバンド』のそれと非常によく似ています。
原曲についての公式発表はないようですが、『サラバンド』のメロディーが
アレンジされていることはほぼ間違いないでしょう。

スタンリー・キューブリック監督による1975年公開の映画『バリー・リンドン(Barry Lyndon)』で、
サントラとしてこの『サラバンド』が使用されました。
映画『バリー・リンドン』は18世紀のヨーロッパが舞台。成り上がり貴族バリー・リンドンの恋と野心、
決闘と詐欺の半生を、徹底したリアリズムの手法で描いています。
18世紀のバロック音楽、古典派音楽がサントラとして用いられています。

また『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』、『オペラ座の怪人』などで知られるイギリスのソプラノ歌手
サラ・ブライトマンが、ヘンデル『サラバンド(Sarabande)』をポップスとのクロスオーバー風にカバーしています。
このサラ・ブライトマンによるカバー盤は、テレビ朝日のニュース番組「ニュースステーション」の
オープニング・テーマ曲として2002年7月から 2003年9月まで使用されました。
同曲は、サラ・ブライトマンのベストアルバム「ベスト・オブ・サラ・ブライトマン」の最終トラックに収録されています。

サラバンド(フランス語: sarabande、イタリア語: sarabanda サラバンダ)とは、
3拍子による荘重な舞曲です。アルマンド、クーラント、ジーグと共に
バロック音楽の組曲を構成しています。

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  2020/08/17   animato