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2020年12月

金管五重奏 ペーツェル:アリアNo.20

金管五重奏 ペーツェル:アリアNo.20
編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Bs.Tbn.またはTubaです。

バロック期の金管音楽をコンサートのオープニング・ピースなどに、ぜひどうぞ。

金管五重奏 ペーツェル:アリアNo.20
編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Bs.Tbn.またはTubaです。

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参考音源
https://youtu.be/BXVJy0O_8fk

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ヨハン・クリストフ・ペーツェル[1639-1694]は、シェレジェン生まれで17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィヒで都市吹奏楽師の地位にあった音楽家です。
ドイツ中期バロックの合奏組曲の分野で高く評価されています。
都市吹奏楽師(Stadtpfeifer は直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな機会で音楽を提供するのがその務めでした。
都市吹奏楽師は市から俸給を受けていた特権的な音楽家で、市の塔から時報の音楽を演奏したり、市の行事の際に音楽を演奏しました。
一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナタ、タワー・ミュージック)は重要な仕事でした。
曲はコルネット、トランペット、トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏されました。曲は1分程度と短い作品です。
 ペーツェルはライプツィヒに1664年頃から在住していた期間、シュタットプファイファー(冠婚葬祭、舞踏会、宴会などになくてはならない
市民の身近な音楽団体(楽団))の一員として「都市吹奏楽師(町の笛(ラッパ)吹き)」と呼ばれて活躍し、
特にクラリーノ(トランペットの高音域)の奏者として知られています。
(大バッハの父親ヨハン・アンブロジウス・バッハ(1645~1695)も、1671年頃よりアイゼナハのシュタットプライファーの一人でした。)
また、それと同時に作曲も行い、金管合奏のための膨大な数の小品、『塔の音楽』(塔の上から時刻を告げる音楽)を出版しました。
 彼は1672年にはコレギウム・ムジクム(シュタットプファイファーと同じような楽団)を主催しましたが、同地では希望の職つけず、1681年にバウツェンに移りました。
  作品集は、生前にすでにかなりの数が出版されていて、主な作品には、弦楽曲『ライプツィヒの夕べの音楽』(1669年:12曲の組曲からなる100の小品)や
吹奏楽曲『ライプツィヒの午前10時の音楽』(1670年:40曲のソナタ)などがあります。

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  2020/12/21   animato

木管七重奏 前奏曲集第1巻より第8曲「亜麻色の髪の乙女」

木管七重奏 前奏曲集第1巻より第8曲「亜麻色の髪の乙女」
La fille aux cheveux de lin

編成はフルート2本、クラリネット3本、バスクラリネット、ファゴットです。
変更可能楽器はファゴット→バス・クラリネットです。
また、2nd フルート→オーボエ、クラリネットも変更可能です。
クラリネット五重奏版は発売中です。

幻想的な雰囲気に溢れた作品をぜひ演奏表現してください。

木管七重奏 前奏曲集第1巻より第8曲「亜麻色の髪の乙女」
La fille aux cheveux de lin

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https://youtu.be/W83xxVz8il8

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「亜麻色の髪の乙女(La fille aux cheveux de lin)」は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシー(Claude Debussy/1862年-1918年)
によって作曲されました。

ドビュッシーは、ピアノのための前奏曲(Preludes)を全部で24曲作曲しています。
それぞれ12曲からなる曲集『前奏曲集 第1巻』(1910年)『前奏曲集 第2巻』(1913年)に収められており、
「亜麻色の髪の乙女」は第1巻の8曲目に当たります。
しかしこの曲は他の作品に見られるような独特な音律ではなく、
古い歌曲を編曲したものと言われ、「月の光」のように、全音音階の中に突然五音音階が現れ、
雲間から光が射し込むような幻想的なものと違い、非常に抒情的な韻律を帯びています。

ドビュッシーの作曲した前奏曲の中でも、最も人気のある曲の一つです。
第7曲と対極に属する曲想の可憐な作品で、ポピュラリティーもあって、いろいろなところでBGMで流れているほど有名です。
理由は、メロディーがわかりやすいこと、和声が柔らかく刺激が少ないこと、そして、楽譜を見ればわかりますが、
最強音はmfでとても優しいことなどがあげられます。また、後世の人たちがさまざまな楽器編成で編曲しています。
この作品を好む人は、前奏曲第2巻の第5曲、「ヒース」を好むはずです。どちらも甲乙つけがたい名曲です。
演奏が容易かというとそうではありません。難しさは、ベルガマスク組曲の第1曲に通じるものがあります。
音楽の質感は対極にあるベートーヴェンのように、モチーフがさまざまな形で用いられ、有機的に結合しています。
そして、用いられている和音は、わかりやすい響きなのにちょっとした工夫がほどこされ、
飽きのこないデリケートな響きになっています。
ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』はダイハツの「第3のエコカー」や「ロッテのチョコパイ」のCM等、
色々なCMのBGMとして使われてきたので聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

前奏曲はドビュッシーの後期の作品として重要な作品です。
この作品を作曲するころには、ドビュッシーの音楽家としての評価は既に高い位置にありました。
そしてドビュッシーは前奏曲の発表で、「ピアノ作曲家」としての評価をさらに高めます。
「亜麻色の髪の乙女」は、ドビュッシーの未発表の歌曲を編曲したものだと言われています。
この歌曲はフランスの詩人ルコント・ド・リールの同名の詩「亜麻色の髪の乙女(La fille aux cheveux de lin)」をもとに作曲されました。

有節形式で4節まである詩で、夏の美しい情景が描かれています。
歌詞とその情景をイメージすると、メロディーがさらに豊かに感じられるかもしれません。
 cheveux de lin(亜麻色)はフランス語で「白に近い金髪」を意味します。

「亜麻色の髪の乙女」の歌詞と対訳

Sur la luzerne en fleur assise,
Qui chante des le frais matin ?
C'est la fille aux cheveux de lin,
La belle aux levres de cerise.

ムラサキウマゴヤシの花々の上で
この涼しい朝に 誰が歌っていますか?
それは亜麻色の髪の乙女
美しい桜色の唇をした

L'amour, au clair soleil d'ete,
Avec l'alouette a chante.

明るい夏の太陽の中で、
愛の天使がヒバリと一緒に歌いました。

ドビュッシー(Claude Achille Debussy クロード・アシル・ドビュッシー、
1862年8月22日-1918年3月25日)はフランス、イブリーヌ県サン・ジェルマン=アン=レーに生まれ、
9歳の時から本格的にピアノに手を染め、以来亡くなるまで音楽家として名声を受けながら歩み続けました。
1880年18歳の時にチャイコフスキーに小品「ボヘミア舞曲」を送ったところ、
<未熟である>と酷評されたエピソードを持ちます。絵画の印象派
(クロード・モネ、オーギュスト・ルノアール、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌなど)と
時代を一にしていたことと、新しいそれまでの西洋音楽と書法が相違していたことから、
揶揄もこめて<印象主義音楽>と呼ばれました。

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  2020/12/20   animato

サックス四重奏 ドビュッシー :小さな黒人(ケークウォーク) ハ長調

サックス四重奏 ドビュッシー :小さな黒人(ケークウォーク) ハ長調
The Little Negro
Debussy, Claude Achille:The little nigar(Cakewalk) C-Dur

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。

クラリネット四重奏や木管四重奏でも演奏可能。
ユーモラスで可愛らしいドビュッシー作品をぜひ表現してみてください。

サックス四重奏 ドビュッシー :小さな黒人(ケークウォーク) ハ長調
The Little Negro
Debussy, Claude Achille:The little nigar(Cakewalk) C-Dur

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。

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https://youtu.be/QTvye1YAlJs

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この曲は2分ほどのピアノの小品です。テオドール・ラックという人が編集した「ピアノ初級教則本(1909年)」の中に収録されていた曲で,
長年忘れられたままになっていました。
曲は「子供の領分」の中の「ゴリウォークのケーク・ウォーク」と大変よく似た雰囲気の曲を持っています。
この曲には「お菓子のダンスと呼ばれる黒人の踊り」というサブタイトルが付けられていますが,
黒人たちは彼ら特有のケーク・ウォークというダンスを競い,その勝者に賞品としてお菓子が送られたということです。
というわけで,この曲は「ゴリウォークのケーク・ウォーク」の弟分と言えます。
ドビュッシーはこの曲と同じ旋律を子供用のバレエ曲「おもちゃ箱」に用いています。

曲はA-B-A-Bという簡潔な形式で書かれています。「ゴリウォーク...」の方はもう少しグロテスクな感じがありますが,
この曲はタイトルどおり可愛らしい曲となっています。

43歳になったドビュッシーは二人目の妻との間に一人の娘クロード・エンマを授かります。
そして、ここからは親バカの道を邁進することになるのです。娘のことを「シュシュ(キャベツちゃん)」と呼び、
仕事で家から遠く離れると娘に愛を伝える手紙を送りました。そして1908年、3歳になった娘に捧げたプレゼントこそ、
「ゴリウォーグのケークウォーク」も含まれるピアノ組曲「こどもの領分」でした。

楽譜の表紙の絵をもドビュッシーが描いたというこの作品には、彼がイメージする、愛する娘を中心とした小さな世界が描かれます。
ある曲はピアノの練習曲に奮闘する子供の姿を、またある曲ではシュシュが愛してやまなかったというぬいぐるみや人形を主人公に、
ユーモラスで暖かな物語が語られます。ドビュッシーにとって異例の雰囲気を持ったこの組曲は、
彼の心配をよそに、初演から観客の心をつかみました。

「こどもの領分」の最後を飾る「ゴリウォーグのケークウォーク」は、シュシュが大好きだった「ゴリウォーグ」が
踊りだすイメージで作曲されています。ドビュッシーが当時興味を持っていたアメリカのダンス「ケークウォーク」の
音楽をヒントにかかれた、独特のユーモアを持つ作品です。またこの作品には、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の
冒頭部分が引用されています。しかもその引用直後には、まるで観客が笑っているようなフレーズが続きます。偉大なワーグナーに
あこがれたドビュッシーの憎愛入り混じるリスペクトがこの作品のユーモアを生んでいます。

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  2020/12/19   animato

金管とティンパニのための九重奏 プレリュード:シャルパンティエ

金管とティンパニのための九重奏 プレリュード:シャルパンティエ
(「テ・デウム」より) H.146
Charpentier, Marc-Antoine:Prelude H.146

編成はTp.2本、Hn.2本、Tbn.またはEup.2本、Tuba.2本、およびティンパニ(省略可)です。
バロック期の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管とティンパニのための九重奏 プレリュード:シャルパンティエ
(「テ・デウム」より) H.146
Charpentier, Marc-Antoine:Prelude H.146

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原曲は宗教曲〈テ・デウム〉の中の器楽合奏曲(弦楽器、トランペット、ティンパニ等)です。
シャルパンティエは17世紀に活躍したフランスの作曲家ですが、彼の〈テ・デウム〉は20世紀になってからウィーンで出版されました。
その中のプレリュードはオルガン曲など様々な編曲で親しまれています。
この《テ・デウム ニ長調》の前奏曲は、欧州放送連合で使われていることで有名で、ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートや
ユーロヴィジョン歌唱コンテストの開始テーマにも使われています。

マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier, 1643年 - 1704年2月24日)はフランス盛期バロック音楽を代表する作曲家です。
多作で洗練された作曲家であり、ジャン=バティスト・リュリと同時代の人です。フランス宮廷とほとんど関連を持たず、現代になって重要性が再認識されたため、
生涯や経歴に不明な点が多い。遺された作品では、特に宗教音楽を重要視されています。

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  2020/12/18   animato

木管五重奏 ビゼー:《アルルの女》第1組曲よりアダージェット

木管五重奏 ビゼー:《アルルの女》第1組曲よりアダージェット
adagietto from L'Arlesienne

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴットです。
変更可能楽器はオーボエ→クラリネット、ファゴット→バス・クラリネットです。

フランスの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

木管五重奏 ビゼー:《アルルの女》第1組曲よりアダージェット
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https://youtu.be/jAD6H5MPRhs

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ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet/1838年~1875年)の組曲「アルルの女」は、1872年に作曲されました。
この作品はオペラ「カルメン」とともに彼の代表作として知られています。
曲中では、クラシック音楽ではあまり使われないアルトサックスも登場します。
この物語の舞台はフランス南部のいわゆるプロヴァンス地方で、アルルも同じくフランス南部の地方を指します。
アルルは田園が広がる場所で、ローマ時代の遺跡も残る古い街並みが特徴的です。
アルルの女に心を奪われた男の悲劇が繰り広げられます。

南フランスの裕福な農家の息子であるフレデリは、婚約者がいるにもかかわらずアルルの闘牛場で見かけた女性に恋をしてしまいます。
恋の病で体調も崩していったフレデリでしたが、アルルの女のことは忘れて婚約者と結婚することを決意します。
そんな中、アルルの女の恋話を聞いたフレデリは再び恋に悩まされ、嫉妬に狂い、ついには高い塔から身を投げて自ら命を絶ってしまうのです。

劇音楽「アルルの女」第1組曲,第2組曲

ビゼーの作品の中では,歌劇「カルメン」と並んで有名な曲です。この曲は,ドーデの同名の戯曲の付随音楽として作曲されたものです。
物語は南フランスのアルルに近い農村を舞台にした牧歌的な悲劇です。元々は合唱も含む30曲近くの曲から成っているのですが,
その中から数曲選んだのがこの組曲です。現在,演奏されるのは組曲の形のものがほとんどです。

組曲は第1組曲と第2組曲の2つがあります。第1組曲の方はビゼー自身が選んだ4曲すが,第2組曲の方はビゼーの死後,
友人のギローが4曲を選んだものです(こちらの方は「アルルの女」の劇音楽以外の曲も含んでいます)。
音楽はプロヴァンス地方に伝わるメロディを使い,民族的で牧歌的な雰囲気を出しています。
アルト・サクソフォーンが効果的に使われているのも大きな特徴です。

かつてはポピュラー・コンサートの定番のような曲でしたが,近年は比較的,生で演奏される機会が減ってきているようです。
それでも,ビゼーのメロディ・メーカーとしての才能と見事な作曲技法が盛り込まれた名曲であることには変わりありません。

第1組曲
(1)前奏曲
劇音楽「アルルの女」全体の前奏曲です。この戯曲の悲劇的な展開を暗示するように,暗い雰囲気で始まります。
冒頭の弦楽器と木管楽器のユニゾンで演奏される鮮烈なメロディは大変印象的ですが,これはプロヴァンス民謡の「3人の王の行列」の
メロディです。これが変奏されるように繰り返し演奏されます(ちなみにこのメロディは,Da Pumpの曲でも引用されています)。

続いてアルト・サクソフォーンによる甘い雰囲気になります。クラシック音楽の曲の中でこの楽器が出てくることは少ないのですが,
この曲では非常に効果的に使われています。その後,ヴァイオリンによって,
美しいけれどもドラマを秘めたようなメロディが演奏された後,静かに結ばれます。

(2)メヌエット
優雅さよりは,結構キレ味の鋭い感じのあるメヌエットです。戯曲では,第3幕の前に演奏されます。
3部から成っています。最初の部分はヴァイオリンによるスタッカートのメロディが中心です。
中間部では,アリト・サクソフォーンとクラリネットによる滑らかなメロディが気持ちよい雰囲気を出します。
その後,最初の部分が短縮されて再現されます。

(3)アダージェット
「アダージェット」といえばマーラーの第5交響曲ですが,この「アルルの女」のアダージェットも絶品です。
この曲は戯曲では第3幕第1場で使われ,第2場との間奏曲としても使われます。弱音器をつけた弦楽器が穏やかなメロディを繰り返します。
原作では,年老いた往年の恋人同志の対話の場面に使われていますが,落ち着いたムードは,その雰囲気にぴったりです。
永遠に続いて欲しいような美しさを持っています。

(4)カリヨン
カリヨンというのは鐘のことですが,その音を模倣した力強い響きで始まります。3拍子のリズムが快活に繰り返され,
次第に盛り上がってきます。中間部では,2本のフルートがシチリア舞曲風の優しいメロディを演奏します。
次第に最初の鐘の音が戻ってきて,最初の部分が再現します。この曲は,戯曲では第3幕第1場開幕直後の祭りの場面で演奏されます。

第2組曲
(5)パストラール
第2幕の開幕に先立って演奏される音楽と開幕後に歌われる合唱をまとめたものです。前奏の方は,
緩やかなテンポで幅広く力強い足取りの主題が演奏されます。後者の方は,テンポが速くなって,
プロヴァンスの太鼓のリズムに乗った軽やかな主題がクラリネットとフルートで演奏されます。
オーボエとピッコロが合いの手を入れるように続きます。その後,前奏の部分が短縮されて繰り返されます。

(6)間奏曲
第2幕第1場と第2場の間で演奏される曲です。重々しい前奏に続いてアルト・サクソフォンがメランコリックなメロディを優しく歌います。
続いて,歌うようなメロディが続きます。最後に重々しい前奏の部分が出てきて,結ばれます。

(7)メヌエット
組曲の中でも特に有名な曲です。アンコールなどで単独で演奏される機会も多い曲ですが,実は,「アルルの女」の戯曲には
出てこない曲です。元は歌劇「美しいペルトの娘」の中の曲です。ハープの伴奏に乗って,
フルートが美しく上向していくメロディを演奏します。この清潔感はフルートのイメージにぴったりです。
しばらく,ハープとフルートを中心に演奏されますが,少しずつ他の管楽器が加わってきます。
中間部は,オーケストラによる力強い響きの部分になります。その後,最初の部分が戻ってきますが,
今度はアルト・サクソフォーンのオブリガートなどが加わっています。最後は,ハープとフルートだけに戻り,静かに終わります。

(8)ファランドール
第1組曲の前奏曲で出てきた「3人の王の行進」がまず力強く演奏されます。続いてプロヴァンスの太鼓のリズムに乗って
ファランドール舞曲がテンポアップして出てきます。この舞曲は第3幕で踊られるもので,「馬のダンス」という民謡がもとになっています。この2つの要素が繰り返される間に次第に興奮の度合いが高まっていきます。最後には,この2つが同時に演奏され,華やかに結ばれます。

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  2020/12/17   animato

金管五重奏 デリー地方のアイルランド民謡/グレインジャー

金管五重奏 デリー地方のアイルランド民謡/グレインジャー
(Percy Aldridge Grainger)

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba.です。
Tp.2ndはHn.に変更して演奏可能です。Hn.はTbn.またはEupに変更して演奏可能です。
クラリネット五重奏、サックス五重奏にも変更可能です。

アイルランド民謡の素朴な作品をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管五重奏 デリー地方のアイルランド民謡/グレインジャー
(Percy Aldridge Grainger)

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba.です。
Tp.2ndはHn.に変更して演奏可能です。Hn.はTbn.またはEupに変更して演奏可能です。
クラリネット五重奏、サックス五重奏にも変更可能です。

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https://youtu.be/gkZmiOfQsZ0

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この曲はロンドンデリーの歌としても知られています。
豊かな情感を湛えた美しいメロディを持つアイルランド民謡で,世界中で愛好されています。
アイルランド民謡は、近くのスコットランド民謡、イングランド民謡とは又趣を異にし、
自然で洗練された旋律が特徴で抒情的である為、日本人にもよく好まれています。
自然な抑揚を持ったメロディは,誰の耳にもスッとなじんで来ることでしょう。
中間部で感動的に盛り上がった後に再度、静かに落ち着いた雰囲気になって曲は終わります。

別名「ダニー・ボーイ」とも呼ばれています。オーストラリア出身の作曲家パーシー・グレンジャーが採譜を行い,
オーケストラ曲にアレンジして有名になりました。その他,クライスラーによるヴァイオリン独奏による編曲もよく聞かれます。
パーシー・グレインジャーは当時技術革新が著しかった録音機器を片手に、イギリスや北欧の片田舎に分け入って、
伝承曲を片っ端から録音しては、それらを楽譜に残しました。
代表作である「リンカンシャーの花束」も、イングランドのリンカンシャー州で、グレインジャー自ら採集した伝承曲を元にした、吹奏楽曲です。

「ダニーボーイ」(Danny Boy:1913)は、アイルランドの民謡、「ロンドンデリーの歌」(Londonderry Air)に
フレデリック・ウェザリー(Frederick Weatherly)が歌詞を付けたものです。
1914年に始まった人類史上最初の世界大戦「第一次世界大戦」(Great War、War of the Nations、War in Europe)の悲劇を予見するような歌詞で、
その後の戦争の拡大と共に、この詩が親しまれるようになり、「ロンドンデリーの歌」に歌詞を付けたものでは一番有名になりました。
歌の内容は、戦争に親しい家族を送り出した人なら誰もが思う気持ちを代弁しています。

ダニーボーイ(Danny Boy:歌詞・訳詞)Lyrics ? Frederick Weatherly

O Danny boy, the pipes, the pipes are calling
From glen to glen and down the mountainside
The summer’s gone and all the roses falling
‘Tis you, ‘tis you must go and I must bide.

ああダニー坊や、パイプの音が、パイプの音が呼んでいる
谷から谷へそれから山際を下って
夏は過ぎ去り、そしてバラも全て落ちてゆく
あなたは、あなたは行かなければ、そして私は耐え忍ばなくては

But come ye back when summer’s in the meadow
Or when the valley’s hushed and white with snow
‘Tis I’ll be here in sunshine or in shadow
O Danny boy, O Danny boy, I love you so.

でも、あなたが戻ってくる頃、夏の牧場に
いいえ、谷間が静かに雪で白くなるときでも
日の輝く中、陰りの中で、私はここに居るでしょう
ああダニー坊や、ああダニー坊や、あなたがとても愛しい

But if ye come and all the flowers are dying
If I am dead, as dead I well may be,
You’ll come and find the place where I am lying
And kneel and say an Ave there for me.

でも。花が全て枯れ落ちる頃、あなたが帰ってきたら
もし私が死んでいて、もしも死んでしまっていても
帰ってきてそして私が横たわる場所を探して
それからひざまづいて、私のために祈りを捧げて

And I shall hear, though soft, your tread around me
And all my grave shall warmer, sweeter be
Then you’ll bend down and tell me that you love me,
And I will sleep in peace until you come to me.

そうすれば私には聴こえるの、静かに、私を周るあなたの歩みが
それから私のお墓は暖かく、安らぐでしょう
あなたが跪いてそれから私を愛してるといってくれたとき
だから私は安らかに眠り続けます、あなたが私の元に帰って来てくれるまで

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  2020/12/16   animato

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
サックス六重奏は発売中です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲 
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ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単なスケールを上下するものです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

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  2020/12/15   animato

金管八重奏 ガブリエリ :第1旋法による8声のカンツォーナ第1番

金管八重奏 ガブリエリ :第1旋法による8声のカンツォーナ第1番
(Canzon I primi toni a 8)C.170(K.C.52)(1597)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管八重奏 ガブリエリ :第1旋法による8声のカンツォーナ第1番
(Canzon I primi toni a 8)C.170(K.C.52)(1597)

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参考音源
https://youtu.be/W_OcalKKq9A

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ジョヴァンニ・ガブリエリ : サクレ・シンフォニーエ 
Giovanni Gabrieli : Sacrae Symphoniae

ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。

「サクレ・シンフォニーエ」は、第1巻は1597年、第2巻はガブリエリの死後1615年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集です。
ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。
「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は
強弱記号を用いた最初の作品と言われています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品である。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。 

「シンフォニエ・サクレ」(1597)の各曲名は、旋法と声部数などを表現しています。
例えば、第1曲目の曲名 "Canzon duodecimi toni in eco a 10" は「第12旋法による10声のエコーを伴ったカンツォン」ということになります。
他の曲にも "in eco" と書かれているものがありますが、それらの曲では複数の管楽器群による掛け合い(エコー)の効果を
明瞭に聴くことができます。

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  2020/12/14   animato

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
サックス六重奏は発売中です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
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https://youtu.be/yyNcpeuBKJE

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単な上のスケールを上下するだけです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

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  2020/12/13   animato

木管六重奏 ディヴェルティメントK.252(モーツァルト)

木管六重奏 ディヴェルティメントK.252(モーツァルト)
Divertimento in E-flat major, K.252240a (Mozart, Wolfgang Amadeus)

編成はフルート、オーボエ、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットです。
他にはオーボエ2本、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
またはクラリネット、オーボエ、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
またはクラリネット2本、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
低音パートはバスクラリネット2本またはファゴット2本でも可能です。
クラリネット in B 、2種類のパート譜は同梱しています。
コントラバスやコントラバスクラリネットで低音を重ねて演奏すれば七重奏になります。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

木管六重奏 ディヴェルティメントK.252(モーツァルト)
Divertimento in E-flat major, K.252240a (Mozart, Wolfgang Amadeus)

編成はフルート、オーボエ、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットです。
他にはオーボエ2本、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
またはクラリネット、オーボエ、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
またはクラリネット2本、ホルン2本、バスクラリネット、ファゴットも可能です。
低音パートはバスクラリネット2本またはファゴット2本でも可能です。
クラリネット in B 、2種類のパート譜は同梱しています。
コントラバスやコントラバスクラリネットで低音を重ねて演奏すれば七重奏になります。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)はザルツブルク生まれました。
幼少のころから父レオポルトと同じく、ザルツブルク大司教の宮廷音楽家として活動しました。
父は彼に新しい音楽に触れさせ、多彩な音楽様式を学ばせるため、ロンドンやパリ、イタリアなどを
親子で旅行しました。

■ディヴェルティメントK.252
 大司教宮廷の食卓音楽(ターフエルムジーク)として作曲されたと考えられている6曲の
「管楽ディヴェルティメント」の第3曲です。この曲の特徴は、4つの楽章とも舞曲ないしは舞曲のリズムで書かれ、
また本格的なソナタ形式の楽章が1つもないことです。この点で、バロック時代の組曲の伝統に極めて近い作品といえます。
作曲年代は自筆譜に日付が記入されていないのですが、おそらく1776年1月と推定されています。
第12番は、モーツァルト20歳のころの作品です。
「食卓の音楽」らしく、全曲を通しリラックスした雰囲気に満ちています。
演奏時間は約10分。オリジナルの楽器編成はオーボエ2、ホルン2、ファゴット2。

第1楽章 アンダンテ 変ホ長調 8分の6拍子。展開部を省いた簡略なソナタ形式。
第2楽章 メヌエット 変ホ長調 4分の3拍子。
第3楽章 ポロネーズ アンダンテ 変ロ長調 4分の3拍子。3部形式。
第4楽章 プレスト・アッサイ 変ホ長調 4分の2拍子。3部形式。

最初のアンダンテは繰り返しが二回ある、やや愁いを帯びた暗い曲です。 
ディヴェルティメントは最初の楽章はアレグロなどの早いテンポの曲が来ることが多いのですが、これはなぜか緩徐な曲で始まります。 
コロレド大司教の食欲を減退させようとするかの様な楽章です。 
第二楽章メヌエットはうって変わって明るい楽想で奏せられます。 
メヌエット・トリオとも繰り返しが二回続きます。 
続く第三楽章ポロネーゼはアンダンテです。力強い軽快な楽曲です。最後に四小節のコーダが付きます。 
第四楽章プレスト・アッサイはオーボエ・ホルン・バスーンが忙しく演奏します。

ディヴェルティメント(伊: divertimento)は、18世紀中頃に現れた器楽組曲です。
語源はイタリア語の「divertire(楽しい、面白い、気晴らし)」であり、概して明るく軽妙で楽しく、深刻さや暗い雰囲気は避けた曲風です。
フランス語ではディヴェルティスマン(divertissement)。日本語では嬉遊曲(喜遊曲、きゆうきょく)とも訳されます。 
この一連の曲はモーツアルトに特有のものではありませんが、モーツァルトをある意味で代表する音楽の一つのジャンルになっています。 
セレナードに似ていますが少し異なります。セレナードは主として野外で演奏され楽器編成もかなり大がかりですが、
ディヴェルティメントは主に室内で演奏されます。決して軽い音楽ではなく、かなり重厚な部分もあり、楽器編成もさまざまです。
全体としては楽しい音楽です。楽器編成でいいますと、小さなオーケストラ編成のもの、弦楽四重奏(五重奏)とホルンのもの、管楽器だけのもの、
フルートとトランペットとティンパニーという編成のもの、などがあります。
しかし原則として楽器のパートは各パート一人ずつで演奏されることになっています。
交響曲、管弦楽曲あるいはセレナードなどのように各パートを複数の人間で演奏するわけではないのです。
また曲の用途も決まっているものが多数で、例えばある人の霊名の祝日用とか、宮殿の食卓のBGM用などです。
もっとも用途の不明になっているものも中にはあります。いわゆる「機会音楽」という点ではセレナードも同じです。

貴族の食卓・娯楽・社交・祝賀などの場で演奏され、楽器編成は特に指定はなく、三重奏、四重奏、弦楽合奏、管楽合奏、小規模のオーケストラなど様々です。
また形式・楽章数ともに自由です。演奏の目的を同じとするセレナーデと似ていますが、
セレナーデが屋外での演奏用であるのに対し、ディヴェルティメントは室内での演奏用だとされています。

18世紀にハイドンやモーツァルトらによって多くの作品が書かれ、19世紀にはいったん廃れましたが、20世紀に復活し、
バルトークらによって作品が残されています。

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  2020/12/12   animato