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2024年06月30日

金管五重奏 エリート・シンコペーションズ

金管五重奏 エリート・シンコペーションズ
スコット・ジョプリン作曲
Elite Syncopations
Scott Joplin

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏、鍵盤打楽器とベース三重奏版は発売中です。

穏やかで楽しい雰囲気のラグタイムをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管五重奏 エリート・シンコペーションズ
スコット・ジョプリン作曲
Elite Syncopations
Scott Joplin

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏、鍵盤打楽器とベース三重奏版は発売中です。

穏やかで楽しい雰囲気のラグタイムをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/50yefxUhRM4

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「Elite Syncopations」は、アメリカの作曲家でラグタイムの王様とも呼ばれるスコット・ジョプリン(Scott Joplin)によって
作曲された楽曲の一つです。作曲年は1902年です。 ジョプリンは、ラグタイムと呼ばれる音楽ジャンルの中で特に著名で、
その作品はピアノのためのものが多く、その中で「Elite Syncopations」も重要な位置を占めています。

「Elite Syncopations」は1902年に発表されました。この曲は、その当時非常に人気のあった社交ダンス音楽や
エンターテインメント音楽の要素を取り入れており、そのため聴衆にとっても演奏者にとっても楽しいものとなっています。
ラグタイムは、特にピアノの奏者たちによって広められ、演奏されることが多かった音楽であり、ジョプリンはその中でも最も優れた作曲家と見なされています。

「Elite Syncopations」の特徴的な要素には、複雑なリズムやシンコペーション(拍の強調を通常のリズムからずらすこと)が含まれています。
また、楽曲は軽快で陽気な雰囲気を持ち、ダンスホールや社交場での演奏に適しています。

この曲は、ジョプリンの代表作の一つと見なされ、彼の音楽が20世紀初頭のアメリカでどれほど重要だったかを示すものとなっています。
今日でも、「Elite Syncopations」はピアノの演奏者や音楽愛好者によって愛され、演奏され続けています。

スコット・ジョプリンはアメリカ黒人が作り上げた音楽スタイル「ラグタイム ragtime」の中で、
最も良く知られている作曲家/ピアニストです。
明治維新の年にテキサス州テキサカーナで生まれ、1917年、ニューヨークで亡くなりました。
1885年から1893年にかけてはセントルイスのナイト・クラブで演奏し、90年代にはミズーリ州のセダリアで
ザ・クイーン・シティ・ニグロ・バンドでコルネットを吹いていました。
93年には、シカゴ万博にも出演しています。

当時のアメリカでは、楽曲はシート・ミュージック(楽譜)の売り買いによって世間に広まりましたが、
ジョプリンも例外ではなく「Please Say You Will」「Picture of Your Face」など自作曲の権利を売っていました。
彼にとって初めてのラグタイム曲となる「Original Rags」(1899年)も同様でした。
しかし、彼の代表作「メイプル・リーフ・ラグ Maple Leaf Rag」は印税契約という、当時の黒人としては異例の方法が取られました。
そして、この契約を申し出たジョン・スターク(白人)と共同歩調を取ることによってスコット・ジョプリンは、
ラグタイムの象徴となりました。
ちなみに「メイプル・リーフ・ラグ」(1899年)のシート・ミュージックは、発売されたその年だけで7万5千部も売れました。
ジョプリンはその後、たくさんのラグタイム曲を出版しましたが、彼の望みはバレーやオペラなど「格の高いジャンル」で
認められることでした。このような彼の意識背景には、アメリカの黒人差別がありました。
ジョプリンはバレー曲「The Ragtime Dance」(1902年)、オペラ「The Guest of Honor」(03年)を作曲しましたが、
ことごとくが失敗に終わりました(「The Guest of Honor」は出版されなかった)。
そうこうしているうちに、ラグタイムに影響され、より黒人色の強いジャズが台頭しきました。
ラグタイムがアメリカ最初の「自国の音楽」として欧米で持て囃されたのは19世紀末から1920年あたりだと言われていますが、
ジョプリンはまさにその短い時代に世に出て、そして亡くなったミュージシャンでした。
1910年頃には彼は梅毒におかされ、17年に亡くなりました。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2024/06/30   animato