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2023年9月

金管五重奏 「甘き喜びのうちに」BWV.729

金管五重奏 「甘き喜びのうちに」BWV.729
J.S.Bach
Dulci Jubilo

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

賛美と感謝の気持ちを表現した美しいバッハの魅力をぜひ味わってください。

金管五重奏 「甘き喜びのうちに」BWV.729
J.S.Bach
Dulci Jubilo

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

BWV.729「Dulci Jubilo」は、バッハのオルガン作品の中でも知られた一曲であり、クリスマスの賛美歌「Dulci Jubilo」を基に作曲されています。

「Dulci Jubilo」とは、中世ヨーロッパのクリスマスの祝祭において歌われるラテン語の賛美歌です。
この賛美歌は、神の愛と喜びを讃え、キリストの降誕を祝うために歌われます。バッハはこの賛美歌を基に、オルガンのための独自のアレンジを作曲しました。

BWV.729は、バッハが作曲した多くのオルガン作品の中でも特に優れた作品とされています。
この曲は、バッハの音楽の特徴である対位法的な技法を駆使しており、聴衆に心地よい響きと美しい旋律をもたらします。
また、バッハの作曲における宗教的な感情や深い信仰心もこの曲に反映されています。

「Dulci Jubilo」のオルガンアレンジは、4声部からなる合唱曲として始まります。バッハは対位法の手法を用いながら、旋律を美しく進行させていきます。
オルガンのパイプ音色や響きを活かしながら、旋律が織りなす調和が聴衆を魅了します。
特に、第3声部の旋律は明るく躍動感に富んでおり、クリスマスの祝祭の喜びを表現しています。

BWV.729の演奏には、オルガニストに高度な技術と音楽的な表現力が求められます。
バッハの音楽は緻密で複雑な構造を持っており、それを正確に演奏することは困難な課題です。
しかし、バッハの作品を熟知したオルガニストは、音楽の細部にまで注意を払いながら、バッハの音楽の魅力を最大限に引き出すことができます。

「Dulci Jubilo」は、バッハのオルガン作品の中でも人気が高く、クリスマスの時期に多く演奏されます。その響きや旋律の美しさは、聴衆に喜びや感動を与えます。
バッハの音楽は、宗教的な要素を含んでいるため、クリスマスの祝祭や教会の礼拝で演奏されることが多いですが、その美しさと普遍的な魅力から、
音楽会やリサイタルでも頻繁に取り上げられます。

「Dulci Jubilo」の演奏は、オルガンの持つ力強さと豊かな音色を活かし、聴衆に圧倒的な存在感を与えます。
バッハのオルガン作品は、豊かな音楽の層を持っており、個々の声部が絡み合って一体となりながら、複雑で美しい音楽の絵画を描き出します。

この曲は、バッハのオルガン作品の中でも比較的技術的な難易度が高い部類に入ります。
対位法や装飾音、速いパッセージなど、オルガニストに高度な技術と練習が要求されます。
しかし、一度マスターすると、その演奏によってバッハの音楽の魅力や複雑さを味わうことができます。

また、BWV.729「Dulci Jubilo」は、他の楽器や合唱とのアレンジも行われることがあります。
例えば、オルガンと合唱の組み合わせによる演奏や、オルガンと他の楽器(例えばトランペットやヴァイオリン)との共演による演奏も行われます。
これにより、さらに豪華な響きや表現が生まれ、より一層の感動を聴衆に届けることができます。

BWV.729「Dulci Jubilo」は、バッハのオルガン作品の中でも優れた作品の一つであり、クリスマスの祝祭や教会の礼拝などで演奏されることが多いです。
バッハの音楽の複雑さと美しさを感じながら、オルガンの豊かな音色とテクニックを駆使した演奏によって、聴衆は心を奮い立たせ、喜びや感動を体験することができます。

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  2023/09/20   animato

サックス五重奏 パストラル・ダンス

サックス五重奏 パストラル・ダンス
トマス・ダンヒル
A Pastoral Dance
Thomas Dunhill

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。

ゆったりとした牧歌的なダンスを思わせる作品をぜひ味わってください。

サックス五重奏 パストラル・ダンス
トマス・ダンヒル
A Pastoral Dance
Thomas Dunhill

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「A Pastoral Dance」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲されたピアノ4手連弾のための楽曲です。
トマス・ダンヒルは、1877年から1946年までの間に活動したイギリスの作曲家で、ピアニストでもありました。
彼は室内楽や歌曲、ピアノ曲などを作曲しましたが、その中でもピアノ4手連弾のための作品は非常に人気があります。

「A Pastoral Dance」は、その名前からもわかるように、田園風景や牧歌的な雰囲気を持つダンスの楽曲です。
この曲は2人のピアニストが協力して演奏することを意図して作曲されました。ピアノ4手の連弾では、2つのピアノが同じ楽譜を演奏することで、
より豊かな音楽表現やリズムを実現します。

一般的に連弾作品は協力して演奏する楽しさや、異なる音色やテクニックを組み合わせることによる音楽的な魅力を持っています。
楽譜を入手できる場合、演奏してみることをおすすめします。
また、トマス・ダンヒルの作品はロマンティックな雰囲気やメロディアスな旋律が特徴であり、それを楽しむことができるかと思います。

作曲家トマス・ダンヒル:
トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。
彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。
ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。

Early One Morningの歌詞とメロディー:
「Early One Morning」は、イギリスの伝統的な民謡を基にしています。
歌詞は、恋人たちの別れや悲しみを描いており、早朝に別れの瞬間が訪れる様子を描写しています。
メロディーはシンプルで美しく、感情的な内容を反映しています。

歌曲の特徴:
「Early One Morning」は、深い感情表現と情熱的な雰囲気が特徴です。歌詞の内容に合わせて、
メロディーはしばしば切なさや別れの寂しさを伝えるような旋律となっています。
ダンヒルは、ピアノ伴奏を通じて歌詞の雰囲気を強調し、感情を引き立てる効果的な楽曲構成を取り入れました。

使用される場面:
「Early One Morning」は、しばしばリサイタルやコンサートで演奏される歌曲として知られています。
また、映画やテレビ番組、舞台演劇などでも使用されることがあります。
その感情的な表現と美しいメロディーは、幅広い音楽的な文脈で愛されています。

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  2023/09/19   animato

木管五重奏 プレルーディウム(前奏曲)

木管五重奏 プレルーディウム(前奏曲)
フランティシェク・ブリクシ
Organ Preludium
Brixi Franz Xaver

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
クラリネット五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。

チェコの古典派作曲家による美しい前奏曲をぜひ味わってください。

木管五重奏 プレルーディウム(前奏曲)
フランティシェク・ブリクシ
Organ Preludium
Brixi Franz Xaver

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

フランティシェク・クサヴェル・ブリクシ(Frantisek Xaver Brixi, 1732年- 1771年-)は、18世紀ボヘミアの作曲家です。
生前はドイツ語名フランツ・クサヴァー・ブリクシ(Franz Xaver Brixi)として著名でした。
プラハ出身で父親も作曲家のシモン・ブリクシ(Simon Brixi, 1693年~1735年)です。
父親の従姉ドロテア・ブリクシは1705年にヤン・イジー・ベンダと結婚しています。したがって、
ブリクシとゲオルク・ベンダは遠縁にあたります。短命で、39才で亡くなりました。
教会音楽、室内楽曲、管弦楽曲が残っています。特に、オルガン協奏曲が知られています。

コスモノスイのギムナジウムに学び、すぐれた作曲家ヴァーツラフ・カロウシュに師事しました。1749年にプラハに戻ります。
いくつかの教会でオルガニストを務め、1759年に、当時のプラハの音楽界では最高の地位である聖ヴィトゥス大聖堂の教会楽長に、
わずか27歳にして就任しました。夭逝するまでの間この任務を貫きました。約290曲の(さまざまな種類の)教会音楽のほか、
カンタータやオラトリオ、室内楽曲・管弦楽曲を作曲。今日最も有名な作品は、いくつかのオルガン協奏曲です。

ブリクシの作曲様式は、新鮮な旋律の書法や活き活きしたリズム、躍動感あるバス声部において
同時代の他の作曲家と見分けがつきます。また、単純だが効果的な楽器法は、先輩作曲家ととも違っています。
生前その音楽はボヘミアやモラヴィアに幅広く浸透しました。ブリクシの作風は私たちに清廉な印象を強く与えます。

この曲「プレルーディウム」はシンプルで美しいオクターブ跳躍を伴うテーマが、各声部で繰り返されながら進んでいきます。
古典派のボヘミアが生んだ珠玉の作品として、現代にも輝きを放っている愛すべき小品です。

●「Preludium」とは
音楽における「Preludium」は、前奏曲を指します。前奏曲は、主にクラシック音楽の作品で見られる形式の一つで、
楽曲全体の冒頭に配置される短い楽曲です。前奏曲は、その楽曲全体の主題や雰囲気を導入する役割を果たすことが多いです。

楽曲の導入: 前奏曲は、主要な楽曲が始まる前に演奏されることが多いです。
そのため、聴衆に対して作品全体の雰囲気やテーマを提示する重要な役割を果たします。
前奏曲が演奏されることで、聴衆は楽曲の内容や情緒に備えることができます。

独立性: 前奏曲は、しばしば他の楽曲と独立して演奏されることもあります。
そのため、前奏曲単体で楽しむこともできます。一方で、前奏曲が本来の楽曲へとつながることもあります。

様々なスタイルと機能: 前奏曲は、様々な音楽のスタイルや時代において用いられてきました。
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽など、異なる時代や作曲家によってさまざまな前奏曲が作曲されています。
また、前奏曲は、オペラやバレエ、交響詩など、さまざまな音楽の形式で使用されることがあります。

技術的な展示: 前奏曲は、作曲家がその技巧や音楽的表現力を示す場としても用いられることがあります。
一部の前奏曲は、速いテクニカルなパッセージや複雑な和声を含むことがあり、
演奏家の腕前を披露する場として重要な位置を占めることもあります。

「Preludium」は音楽作品の冒頭に位置する前奏曲を指し、その楽曲全体の導入や雰囲気づくりを行う重要な要素となっています。
バッハやドビュッシーなど、多くの作曲家が有名な前奏曲を作曲しています。

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  2023/09/18   animato

クラリネット五重奏 歌劇アルミード・セレクション

クラリネット五重奏 歌劇アルミード・セレクション
ジャン=バティスト・リュリ
from "Armide Tragedie en musique" LWV 71
Jean-Baptiste Lully

編成はCl.4本、Bs.Cl.です。
サックス五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。

フランス・バロック期の名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 歌劇アルミード・セレクション
ジャン=バティスト・リュリ
from "Armide Tragedie en musique" LWV 71
Jean-Baptiste Lully

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『Armide』(アルミード)は、フランスのバロック期の作曲家、ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste Lully)によって
作曲されたオペラです(LWV 71はリュリの作品目録番号です)。このオペラは、リュリが作曲した中で最も成功した作品の一つであり、
彼の代表作の一つとしても知られています。
次の4曲が含まれています。演奏時間は約4分です。
1.Gavotte
2.Canarie
3.Rondeau (Act 1, sc.3)
4.Sarabande (Act 1, sc.3)

『Armide』は、1686年に初演されました。リュリが作曲し、詩人フィリップ・クァンティ(Philippe Quinault)が台本を手掛けました。
この作品は、フランスの宮廷で上演され、ルイ14世の支持を受けました。リュリは、フランスのオペラのスタイルを確立し、フランス・バロック・オペラの基本的な特徴を打ち立てた重要な作曲家の一人です。

物語と台本:『Armide』の物語は、イタリアの叙事詩詩人トルクァート・タッソの叙事詩『解放されたエルサレム Jerusalem Delivered』に基づいています。
物語は、十字軍の騎士たちと魔法使いの女性、アルミード(Armide)との対立を描いています。
アルミードは十字軍の指導者の1人であるルネの愛に悩まされますが、同時に彼を憎みます。

音楽:リュリの音楽は、美しい旋律、舞台に合った豪華な管弦楽編成、そして彼の特有のリズム感覚が特徴です。
彼は、フランス・バロック・オペラの伝統に則り、ダンスを豊富に取り入れました。合唱や舞台装置との相互作用も巧みに取り入れられ、
豪華絢爛な舞台が完成しています。

登場人物:アルミード、ルネ(またはルネ王)、アルクタン、シドレ、フェニックスなどが主な登場人物です。

感情の描写:『Armide』は、感情の豊かな描写が特徴です。特にアルミードの心情の変化や葛藤が繊細かつ壮大に表現されています。
恋と憎しみ、情熱と悲劇が交錯する物語は、観客を感動させます。

歴史的重要性:『Armide』は、リュリが創り上げたフランス・バロック・オペラの到達点として評価されています。
その後のフランスのオペラに影響を与え、長い間演奏され続けました。

『Armide』は、フランス・バロック・オペラの傑作として、現代でも時折上演されることがあります。
リュリの優れた作曲技巧と感情豊かな音楽によって、この作品は多くの聴衆に愛され続けています。

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  2023/09/17   animato

金管四重奏 ゴーイング・トゥ・ピーセス(ラグタイム)

金管四重奏 ゴーイング・トゥ・ピーセス(ラグタイム)
カール・カッファー
Going to Pieces
Karl Kaffer

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20世紀初頭のアメリカを席巻したラグタイム音楽を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

現在判っているのはカール・カッファーがジェローム・H・レミック社(ニューヨーク&デトロイト、アメリカ)から
出版された『ゴーイング・トゥ・ピーセス』(1915年)の作曲家であるということだけで、
それ以上の詳しいことは記録が残っていません。
この楽曲はアレグレットの指示があり変イ長調でシンコペーションの軽快なリズムにのって曲が作られています。
中間部は平行調のヘ短調に転調しますが、後半は変イ長調に戻り、華やかな終わりを迎えます。

●ラグタイム(Ragtime)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで発展した音楽ジャンルであり、ピアノ音楽のスタイルです。
独特なリズムやメロディが特徴であり、踊りや娯楽のために演奏されました。

特徴:
ラグリズム: ラグタイムの最大の特徴は、独特のリズムパターンである「ラグリズム」です。
これは、強拍と弱拍が交互に弾かれ、スウィング感や軽快なリズムを生み出します。

ピアノのフィンガーピッキング: ラグタイムは、ピアノの演奏技法としてフィンガーピッキング(指で弦をはじくように弾く)を特徴としています。
これにより、複雑なリズムや旋律が生み出されます。

キャッチーなメロディ: ラグタイムの楽曲は、しばしばキャッチーなメロディを持っており、親しみやすいものが多いです。
多くの楽曲が独自のテーマやムードを持ち、耳に残る旋律が特徴です。

セクショナルフォーム: ラグタイムの楽曲は、セクションごとに異なるリズムやメロディを持つ「セクショナルフォーム」と呼ばれる
形式を採用しています。これにより、楽曲内での変化と興味を維持します。

歴史と影響:
ラグタイムはアフリカ系アメリカ人の文化に影響を受け、アフリカ系アメリカのミュージシャンたちによって発展しました。
最初はピアノロールという形式で録音・再生され、後に楽譜としても広まりました。
特にスコット・ジョプリンは、ラグタイムの中でも最も有名な作曲家の一人で、「Maple Leaf Rag」などの楽曲で知られています。

ラグタイムはダンスホールや娯楽施設で演奏され、社会全般に影響を与えました。ジャズやその他のポピュラー音楽の発展にも影響を与え、
音楽の歴史において重要な位置を占めています。

ラグタイムは、その特有のリズムとメロディ、踊りや楽しみを提供する性格から、アメリカの音楽文化の重要な一部として親しまれています。

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  2023/09/16   animato

サックス四重奏+ テディベアのピクニック

サックス四重奏+ テディベアのピクニック
ジョン・ウォルター・ブラットン
Teddy Bears' Picnic
John Walter Bratton

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンおよびDrum Setです。
木管四重奏、クラリネット四重奏、金管四重奏、打楽器三重奏版は発売中です。
いかにも楽しそうなピクニックの様子の音楽を、ぜひお楽しみください。

サックス四重奏+ テディベアのピクニック
ジョン・ウォルター・ブラットン
Teddy Bears' Picnic
John Walter Bratton

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンおよびDrum Setです。
木管四重奏、クラリネット四重奏、金管四重奏、打楽器三重奏版は発売中です。
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「テディベアのピクニック/Teddy Bears' Picnic」は、ポピュラーなキッズソングで、数々のアーティストや子供達に歌われています。
1907年にJohn Walter Brattonによって作曲されたメロディーに25年後Jimmy Kennedyが作詞してつけたものです。
テディーベアが流行り始めてすぐの、1907年に、アメリカで「The Teddy Bear's Picnic テディーベアのピクニック」
という曲が書かれます。クマがよたよた歩いている姿を想像できる、ゆかいな感じの曲です。
これに歌詞が書かれるのは、1932年。同年に、イギリスで、Henry Hall and His Orchestra (ヘンリー・ホールとオーケストラ)によって、
初めて歌詞つきの歌が録音されます。
歌手の、昔っぽいイギリス英語のアクセントも、とても面白いのです。
昨今、こんな喋り方をする人あまりいませんし。なんでも、この録音は、1960年代まで、BBCの音響技師により、
音響設備の周波をテストするために使用されていたのだそうです。
また、ジミー・ケネディ(英語版)が作詞、ジョン・ウォルター・ブラットンが作曲した
「熊ちゃんのピクニック(英語版)」(「くまちゃんのピクニック」とも表記される)という曲があります。
日本ではきたひろし(服部公一)の訳詞、ボニージャックスの歌で1961年にNHKの『みんなのうた』で放送されました。

《歌詞》

If you go down in the woods today
You're sure of a big surprise.
If you go down in the woods today
You'd better go in disguise.

For every bear that ever there was
Will gather there for certain, because
Today's the day the teddy bears have their picnic.

Every teddy bear, who's been good
Is sure of a treat today
There's lots of wonderful things to eat
And wonderful games to play

Beneath the trees, where nobody sees
They'll hide and seek as long as they please
That's the way the teddy bears have their picnic

Picnic time for teddy bears,
The little teddy bears are having a lovely time today.
Watch them, catch them unawares,
And see them picnic on their holiday.
See them gaily get about.
They love to play and shout.
And never have any cares.
At six o'clock their mommies and daddies
Will take them home to bed
Because they're tired little teddy bears.

If you go down in the woods today,
You'd better not go alone.
It's lovely down in the woods today,
But safer to stay at home.

For every bear that ever there was
Will gather there for certain, because
Today's the day the teddy bears have their picnic

和訳(最初の2節だけ)

今日、森へ行くのなら
びっくりする事が待っているよ
今日、森へ行くのなら
変装して行った方がいいよ

ありとあらゆるクマたちが、
森に集まってくるんだ
今日は、テディーベアのピクニックだから

良い子にしていたテディーベアたちに
今日は、楽しい事が待っている
すばらしいご馳走が沢山と
楽しいゲーム

誰にも覗かれない木の下で
好きなだけかくれんぼ
それが、テディーベアのピクニック

◆テディーの由来
このテディー・ベアという英語の名称ですが、テディーの由来と、そう呼ばれるようになった歴史があります。これは、
アメリカ第26代大統領、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)から来ています。彼の愛称は、テディー・ルーズベルト。
1902年に、ルーズベルトは、ミシシッピ州知事の誘いで、ミシシッピへくま狩りに出かけます。狩猟を始めて3日たっても、
ルーズベルトはクマを一匹も打ち落とせないでいたのを、猟のガイドが見かねたか、犬を使って追い詰めたクマを、柳の木に縛りつけ、
大統領を呼んで、撃つように勧めたのです。ところが、セオドア・ルーズベルトは、動けないでいるクマを撃つなど、スポーツマンのする事ではない、
と、自分で撃つ事を拒否。ただし、クマはすでにかなり傷ついて苦しんでおり、楽にしてやるために、他の者に撃ち殺す事を命じます。

この逸話が、新聞記事となり、ニュースはあっという間に国中に広がります。更には、政治漫画家のクリフォード・ベリーマン(Clifford Berryman)が、
木に繋がれているクマとガイドに背を向ける大統領の漫画を描き、ワシントン・ポストに掲載。上がその漫画。クマは、なんだか、
ミッキーマウスに見えなくも無いですが。このため、クマさんというと、ルーズベルト大統領のイメージが、多くの人々の心に焼きつく事になりました。
ニューヨークで、キャンディーショップを経営していた、モリス・ミットム(Morris  Michtom)氏も、この漫画を目に留めたひとり。
彼は、店の窓に、奥さんが作った2つのクマのぬいぐるみを飾り、ルーズベルトから、このクマさんたちを、セオドアの愛称「テディー」を使用した、
Teddy's Bears(テディーのくま)と呼んでも良いでしょうか、と許可を得ます。人気となったテディーたちに触発され、やがて、ミットム氏は、
テディーズ・ベアを大量生産し始め、おもちゃ会社を築き上げるに至ります。
時期を大体おなじくして、ドイツの会社シュタイフ(Steiff)が、やはりぬいぐるみのクマを製造販売はじめます。この会社は、マルガレーテ・シュタイフ
(Margaret Steiff)婦人が、おこづかい稼ぎに、ゾウのぬいぐるみを自分で作っていて、そのうちに他の動物のぬいぐるみを作るようになったのが
始まりだそうです。当社のクマのぬいぐるみは、アメリカで人気となり、多く輸入され、これらクマさんたちも、テディー・ベアの名で呼ばれるようになりました。
そして今では、クマのぬいぐるみと言えば、どこのどんなものでも、テディーの名で呼ばれるようになるまで浸透したのです。

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  2023/09/15   animato

木管四重奏 ヘコルダサンス・ド・パサード(昔の想い出)

木管四重奏 ヘコルダサンス・ド・パサード(昔の想い出)
ワルツ
Recordacoes do passado
Valsa
エルネスト・ナザレ

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
Fl.はOb.でも演奏可能です。
金管四重奏版、サックス四重奏版、クラリネット四重奏版、鍵盤打楽器とベース三重奏版は発売中です。
「ブラジルの魂そのもの」と讃えられるナザレの音楽を、ぜひお楽しみください。

木管四重奏 ヘコルダサンス・ド・パサード(昔の想い出)
ワルツ
Recordacoes do passado
Valsa
エルネスト・ナザレ

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Recordacoes do passado, Valsa  ヘコルダサンス・ド・パサード(昔の想い出)、ワルツ
この曲はPrimorosa,プリモローザと同じ1885年に作曲されました。
原調はヘ短調、A-B-A-C-A-B-A形式です。AとBの部分は8小節、Cはヘ長調になり16小節という短い曲です。虚飾のないシンプルで物悲しい雰囲気のワルツです。
1885年頃に作曲されたワルツで、作曲者がテオドラ・アマーリア(マリア・エミーリア・メイレレスの妹)と結婚する前に
片思いをしたエルネストの義妹、「D・マリアE・デ・メイレレス夫人に捧げた」作品です。ナザレはまた、同じ年に
彼女にワルツ「プリモローザ」を献呈しました。献辞にクニハダという言葉がないことから、このワルツはエルネストとテオドラの
結婚(1886年)より前の作品と推測されています。同時期の作品で同じ献呈先の「プリモローザ」と対を成す作品でもあります。
Recordacoes do passadoは、ナザレの生前には未発表のまま、2008年にMusica Brasilisポータルサイトから出版されました。
2012年まで商業的に録音されていなかったため、今でも彼の曲の中で最も演奏されていない曲の1つです。
「プリモローザ」など明るい曲調の作品が多い中で貴重な作品でもあります。

「ブラジルの魂そのもの」と讃えられるナザレの音楽を知らずしてブラジル音楽は語れません。
南国ののどかな風光と、アフリカの野性的なエネルギーと、ロマンティシズムが渾然と混じり、甘美で、ちょっぴり切ない独特の音楽が聞こえてきます。
ミニョーネはこう述べています。「私は1917年頃にEduardo Soutoの楽譜店でナザレに会ったことがある。ナザレは自作曲を決して急がず、
カンタービレで弾いていた。彼はこう言っていたよ、『私の作品はあちこちでメチャメチャに弾かれている。みんな速く弾きすぎだ。
特に "Apanhei-te, Cavaquinho" は酷いことになっている。あの曲はゆっくりと、左手はカヴァキーニョを思い浮かべてアルペジオで弾くもんだ』と。」

エルネスト・ジュリオ・ナザレー (Ernesto Julio Nazareth (またはNazare とも), 1863年3月20日 - 1934年2月4日)は、ブラジルのピアニスト・作曲家です。
一生をリオ・デ・ジャネイロで過ごしました。「ブラジル風タンゴ」やショーロなど、国内の民族音楽に影響されたピアノ曲を量産しました。
そのような作曲姿勢から、しばしば「ブラジルのショパン」と呼ばれています。ピアノ以外の音楽教育は学ばなかったため、
残された作品はサロン小品と声楽曲ばかりであり、管弦楽曲や室内楽・カンタータやオラトリオのような分野の大作はなく、作曲技法も必ずしも洗練されていません。
しかしながら、民衆音楽の影響のもとに切り開いた独自の素朴な詩境は、のちにヴィラ=ロボスから、「ブラジルの魂」と称賛されました。
中産階級ながらもあまり豊かでない下級官吏の家庭に生まれ、ショパンを愛する母親からピアノの手ほどきを受けました。
早い年齢でたぐい稀な音楽的才能が認められ、家族ぐるみで付き合いのあったアフロ=アメリカンの作曲家、
リュシアン・ランベールにも音楽の手ほどきを受けました。
1873年に母親が亡くなってからもピアノを学び、間もなく作曲も手がけるようになりました。
最初の出版作品のポルカ『ボセ・ベン・サービ"Voce Bem Sabe"』 (あなたはよく御存知)は、14歳になるまでに作曲・出版されました。
その後は、ショーロの楽士たちとたむろして、敏感で独特なリズム感を身につけました。マシシェ maxixe やルンドゥ lundu 、ショーロ choro 、
アフリカ系住民のダンスなど、さまざまな民族舞曲に影響されました。

長年ナザレーは、映画館オデオン座の待合室でピアニストとして働き、ここで最も有名な作品の一つ『オデオン』を作曲しました。
外国から数少ない音楽家がブラジルを訪問した際、オデオン座のナザレーの演奏を見学したといわれています。

1920年代初頭には、音楽ショップにピアニストとして雇われました。顧客が購入する際に持ち寄ってきた楽譜を見ながら、演奏し、
客の要望に沿うかどうかを確認して見せるのが任務でした。客の中に、ナザレー作品の楽譜を手ずから弾こうとする者がいると、止めさせて、
解釈が誤っていると苦情を言うのが常だったそうです。

ナザレーは、心底からのブラジル人音楽家であり、音楽は楽しまれるべきであるとして、それ以上を望みはしませんでした。
ほとんど独学であり、音楽活動のほとんどは、劇場や映画館の伴奏ピアニストとして、あるいは小劇場のアンサンブルでのピアニストとして、
演奏するのに振り当てられました。
そのような劇場アンサンブルの楽団員の知り合いには、後の大作曲家ヴィラ=ロボスがいて、当時はチェリストとして活動していました。
ナザレーはショーロの発展のおおもとであり、ヴィラ=ロボスは、これに基づき、後に自らの創作活動を繰り広げていったのです。

ナザレーは、ブラジルの民族音楽以外にも明らかに影響されていて、子供時代にむさぼるようにして学んだショパンの影響が中でも顕著です。
また、1869年にきら星のようにリオ・デ・ジャネイロにデビューして、瞬く間にブラジル楽壇を席巻したゴットシャルクの作風もナザレーにはお馴染みでした。
作品には、19世紀ヨーロッパのクラシック音楽の豊かな和声法がこだましながら、ナザレーの生地ブラジルの、シンコペーションをともなう
民族舞曲のリズム法に織り込まれてゆくのが認められます。そのうえ、アメリカ合衆国のラグタイムや初期のジャズの、小気味よいリズム感も健在である。これらの要素を統合して一つの有機体へとまとめ上げたことがナザレー独自の能力で、結果的には、ピアノ曲のレパートリーだけでなく、20世紀の音楽にも重要な貢献を果たしている。

ナザレーはショパンやその他のヨーロッパの作曲家から霊感を受けたように、逆に自らも、間接的とはいえ、ヨーロッパの作曲家に何かしらの影響を与えています。
フランス人作曲家のダリユス・ミヨーは、自伝の中で、ブラジル滞在中にリオ・デ・ジャネイロの映画館でナザレーがピアノを演奏する風景を回想しています。
ミヨーはその音楽のリズムにたちどころに虜となって、ブラジル音楽をきわめてやろうと決心したというのです。
その最終的な成果こそが、ミヨーのピアノ曲『ブラジルの想い出 Saudades do Brasil』でした。

ナザレーは「ブラジルのショパン」と呼ばれていますが、作品に副題を好んでつけた点で、ショパンとは違っています。
ショパンやフォーレよりもヨーロッパのサロン音楽の伝統に忠実だったといえます。
しかしながら19世紀から20世紀初頭まで、ヨーロッパではサロン小品にフランス語の題名をつける慣習がまだ根強く残っていたのに対して、
ナザレーは母語のポルトガル語に固執しました。
また題名によって、ドビュッシーやラヴェルのように、美術や文学からのインスピレーションをほのめかしたり、
リストのように詩的な連想を暗示することもありませんでした。
ナザレーの曲名には、しばしば第三者にとって謎めいた響きをもつものもありますが、それらは実在するスポーツチームやダンスクラブ、雑誌名など、
ナザレーの日常生活の周辺から切り取られたものばかりです。このような意味で、ナザレーは「ブラジルのショパン」と呼ぶよりは、むしろ
「ブラジルのクープラン」と呼んでこそふさわしいかも知れません。

およそ300曲のピアノ小品において、ナザレーはみごとに、大衆的なブラジル舞曲のエッセンスを捕まえています。
ナザレーは、厳密には都会の聴衆のために作曲したのですが、その作品には、(ブラジルで奴隷制が廃止された1888年以降の作品でも、)
アフリカ系民族音楽の豊かな影響が息づいています。ほとんどの曲に、スコット・ジョプリンが発想したようなシンコペーションが使われています。
ナザレーのピアノ曲には、ブラジルのありとあらゆるダンスが盛り込まれています。マシシ(英語版)、バトゥーキ(英語版)、 サンバ、
そして中でも重要なのがタンゴです。後に世界中を熱狂させ、席巻したタンゴが、ブラジル生まれだったというだけでなく、
実際にはナザレー自身の創り出したジャンルだったという証拠になるからです。
もしそれが間違いだったとしても、「ブラジル風タンゴ」の発展のほとんどにナザレーがかかわっていて、このジャンルに優に100曲を残しています。

最も有名な作品に、『ブレジェイロ(ろくでなし)"Brejeiro"』『アメノ・ヘゼダ"Ameno Reseda"』『バンビーノ(赤ん坊)"Bambino"』
『トラベッス(腕白坊主)"Travesso"』『フォン・フォン"Fon-Fon"』『テネブローズ(暗闇)"Tenebroso"』があります。
ナザレーが初めて「ショーロ」と呼んだ作品のうち、『アパニェイチ・カヴァキーニョ(頑張れカバキーニョ)"Apanhei-te Cavaquinho"』は、
さまざまな楽器アンサンブルによって演奏できる、古典的名作です。

晩年になって完全に聴覚を失うと、創作活動にも支障をきたしましたが、それでもブラジル国内ではなかなかナザレー人気は衰えませんでした。
ゴットシャルクやジョプリンを評価する人たちなら、ナザレーの残した魅力的な宝石たちをきっとたちまち気に入るに違いありません。

作曲者の死後から半世紀を経た近年になって、ナザレー作品を集めたアルバム制作が世界的にも相次いでいて、最近では伝記や、
作曲者に関するCD-ROMも発表されています。ナザレーは、クラシックとポピュラー音楽にまたがって活動したことから、ナザレーのピアノ曲は、
クラシックの学び手にも、ポピュラー音楽の学び手にも、有用な教材とされつつあります。

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  2023/09/14   animato

Solo+マリンバ2台+コントラバス三重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第1巻 より 「甘い思い出」

Solo+マリンバ2台+コントラバス三重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第1巻 より 「甘い思い出」

編成はマリンバ2台、コントラバスおよびSoloパートです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は次の編成も含め4種類から選ぶことができます。
サックス三重奏版、金管三重奏版、クラリネット三重奏版は発売中です。

可愛らしくもロマンチックで優美なメロディーを、ぜひお楽しみください。

Solo+マリンバ2台+コントラバス三重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第1巻 より 「甘い思い出」

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『無言歌集 Lieder ohne Worte』は、メンデルスゾーンが生涯にわたって作曲したピアノ独奏のための作品集です。
全8巻からなり、各巻6曲ずつで合計48曲が収められています。
メンデルスゾーンのピアノ作品として最も有名で、しかもロマン派の教材として取り上げられることの多いのが「無言歌集」です。
ワーグナーが「第一級の風景画家」と言ったように、メンデルスゾーンは情景描写や標題音楽の作曲において才能を発揮しています。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーンは心象風景や感情描写までも、表現しました。
歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要です。

メンデルスゾーンが活躍したこの時期、ブルジョアジーの家庭を中心に、ピアノが教養として普及しました。
そのため、家庭で気楽に弾ける作品が多く作られましたが、この《無言歌集》もその一つです。

《無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり、生前に出版されたのは、第6集までです。第7集は、1851年、第8集は1867年に出版されました。
1832年、第1集を出版したときには、メンデルスゾーンは、《ピアノのためのメロディー》と記していて、《無言歌集》の名称を
もつようになったのは1835年に第2集を出版してからのことでした。

標題をもっているものが多いのですが、作曲者自身によってつけられたものはわずかです。
実際、メンデルスゾーンは標題をつけることによって、音楽的な想像力が限定されることを嫌っていたようです。

1曲目の「甘い思い出」は、まどろむような中音のフレーズの中に現われる甘いメロディ。
どんな事を思い出しているんでしょう。
ゆったりとしたフレーズの中には、なめらかで甘い思い出があふれているのでしょうか?
少し、切なく感じるのはやはりそれが“思い出”だからなのでしょうか。
あの頃の楽しかった甘酸っぱい思い出が次々によぎるように、流れていきます。

第1巻

1.ホ長調「甘い思い出」 / op.19-1 (1831)

全体を流れるなめらかな16部音符の上に、抒情的な旋律がうたわれます。

2.イ短調「後悔」 / op.19-2 (1832)

3.イ長調「狩人の歌」 / op.19-3 (1832)

勇ましい狩りの情景がえがかれます。第3曲〈狩人の歌〉という標題は、メンデルスゾーン自身もみとめていたニックネームです。
6曲中最も有名な曲です。

4.イ長調「信頼」 / op.19-4(1829)

5.嬰ヘ短調「眠れぬままに」 / op.19-5 (1831)

ポコ・アジタート、四分の六拍子で情熱的な趣をもつ。無言歌の中ではめずらしいソナタ形式をとっています。

6.ト短調「ヴェネツィアの舟歌 第1」 / op.19-6 (1830)

6曲中メンデルスゾーン自身が命名した唯一の曲です。無言歌曲集には、他に同名の作品が3曲あり、
これらは「ゴンドラ・リート」と呼ばれます。これらの作品は波の上を揺れ動くような動きを特徴しています。

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  2023/09/13   animato

クラリネット五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第1楽章、第2楽章

クラリネット五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第1楽章、第2楽章
Sonatina 1st,2nd Movement
Bela Bartok

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。
このアレンジは第1、2、3楽章があります。
3曲(全曲)の通し演奏時間は約4分です。

バルトークによる民俗色豊かな名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第1楽章、第2楽章
Sonatina 1st,2nd Movement
Bela Bartok

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ベーラ・バルトークの《ソナチネ》は、1915年に作曲されたピアノ独奏曲です。
1931年に自身で管弦楽曲として編曲し、管弦楽曲版については題名を「トランシルヴァニア舞曲」に改めています。
また同じ1931年に、バルトークの友人であるヴァイオリン奏者のアンドレ・ジェルトレルが手がけたヴァイオリンとピアノのための編曲が存在します。
この編曲版の出版の際に「sur des themes paysans de Transylvanie(トランシルヴァニアの農民の主題による)」という副題が附されました。

初演は1920年4月16日、ポジョニ(現ブラチスラヴァ)にて作曲者のピアノ独奏によります。演奏時間は約4分です。
管弦楽版は1932年1月14日にブダペストにてマッシモ・フレッチャの指揮によって初演されました。

バルトーク自身がハンガリー王国領内(現在ルーマニア領であるトランシルヴァニア地方)で採集した民俗音楽の旋律に基づいている、以下の3つの楽章からなり、
5つの旋律が引用(両端楽章はそれぞれ2つずつ)されています。
なお、「ソナチネ(小さいソナタ)」という名前でありながら、3曲の中にソナタ形式の曲は存在しません(すべて三部形式で構成されています)。
1944年にAsk the Composerというラジオ番組のバルトーク特集回において、バルトークが「このソナチネは元々、ルーマニア民俗舞曲集として作曲されました。
その中から3曲を選んで『ソナチネ』という題名をつけたものです。」と述べているように、古典的な意味のソナチネというよりも「小品集」という意を込めたものと考えられています。
曲の3つの楽章にはそれぞれタイトルがついていますが、管弦楽版では削除されています。

第1楽章:バッグパイプ吹き / No.1 "Dudasok" アレグレット
A-B-Aの三部形式。Aの部分は、フニャド地方のアルデレアナ舞曲に基づく。D、E、Fis、Gis、A、H、Cの各音からなるバグパイプの音階が用いられています。
これは、Dを基音とするリディア調とミクリディア調が混合した音階で、のちにもバルトークが好んで用いたものです。
Bの部分は、ビハル地方の民族舞曲に基づくもので、せまい音域での音型が反復されています。

第2楽章:熊の踊り / No.2 "Medvetanc" モデラート
A音を基音とするドリア調でかかれています。マラマロシュの熊踊りの旋律が、右手、左手交互に登場し、2度くりかえされます。

第3楽章:終曲 / No.3 "Finale" アレグロ・ヴィヴァーチェ
A-Bの二部構成。Aの部分では、マロッシュ・トルダ地方のマルンゼル舞曲に基づいています。G音を基音とするリディア調。
Bの部分では、トランタール地方のババレウカ舞曲に基づいています。ト長調。曲全体を通してD音が支配的になっています。

また各曲についてはラジオ放送の際に寄せたバルトーク本人の解説は次のようになっています。

バグパイプ吹き(ハンガリー語:Dudasok /英語:Bagpipers)
「2人のバグパイプ演奏家が、互いに掛け合いで舞曲を演奏する舞曲です。」
熊踊り(Medvetanc / Bear Dance)
「農民のフィドル奏者が、熊の声に似せるために低音弦(G線とD線)で演奏しました。一般にヴァイオリン奏者は、E線を使います。」
終曲(Finale )
「この楽章にも、農民のフィドル奏者たちの奏でる民俗音楽の旋律が含まれています。」
はじめの主題はトルコの舞曲からの影響があるとされています。

◇バルトーク/トランシルヴァニアの主題によるソナチネ◇
バルトークは20世紀最大の作曲家のひとりに数えられています。その理由は、民俗音楽の素材を要素に分解し、それを強靭な知性で再構成し、
普遍的な芸術作品に鍛え上げた、という点です。
シェーンベルクの十二音技法以降、聴衆との乖離の進む傾向にあった20世紀の音楽の中で、高度に知的な論理的構造をもちながら、
しかも民俗音楽のヴァイタリティを失わず、感覚的に楽しめる音楽を残したバルトークが高く評価されるのは当然です。
しかし、バルトークもそのような高みに達するまでには紆余曲折があり、自分の音楽の素材を求めてハンガリーをはじめとする東欧のみならず、
遠くアフリカまで出かけて各地の民謡を採集する、という地道な努力を積み重ねました。
「トランシルヴァニアの主題によるソナチネ」は、そのような民謡収集の賜物です。

作曲は1915年、バルトーク34歳の年です。トランシルヴァニア地方で採集した5つの民謡が用いられた3楽章の作品ですが、
「ソナチネ」と名づけられているわりには形式はソナタ形式やソナチネ形式を含まず、組曲といった趣きがあります。
そもそもの発想は民族舞曲集を作ろうというところにあり、後年この曲をオーケストレーションするにあたり、バルトークは
「トランシルヴァニア舞曲集」と名づけています。
この曲ではバルトークは気楽な手つきで民謡をむき出しで使用しており、「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」や弦楽四重奏曲のような
深刻な作風とは異なる、明るく楽しいバルトークの音楽の一面がよく出ています。

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  2023/09/12   animato

金管四重奏 カンツォン第6番 - 野山は花の賑わいによるラルチェナジーナ

金管四重奏 カンツォン第6番 - 野山は花の賑わいによるラルチェナジーナ
アドリアーノ・バンキエーリ
Canzon sesta "sopra vestiva i colli" L'Alcenagina 
Adriano Banchieri

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏版は発売中です。

イタリア・バロックの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

金管四重奏 カンツォン第6番 - 野山は花の賑わいによるラルチェナジーナ
アドリアーノ・バンキエーリ
Canzon sesta "sopra vestiva i colli" L'Alcenagina 
Adriano Banchieri

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏版は発売中です。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

●アドリアーノ・バンキエリ(Adriano Banchieri)は、イタリアのルネサンスからバロック初期にかけて活動した音楽家で、
作曲家、作曲理論家、教育者として知られています。

生涯と経歴: 1568年9月3日にボローニャで生まれ、1634年4月24日に同地で亡くなりました。彼はフランシスコ会の修道士でもありました。
ボローニャでは音楽教育を受け、その後は多くの異なる職業に従事しましたが、音楽が彼の主な関心事でした。

作曲家としての業績: バンキエリは宗教音楽や世俗音楽の両方で作曲を行いました。
特に彼の世俗音楽は、コメディア・デッラルテと呼ばれるイタリアの舞台芸術に影響を受けており、笑いと軽妙な雰囲気が特徴です。
彼は多声音楽や器楽曲、宗教的なモテット、ミサ曲、モテット集などを作曲しました。

コメディア・デッラルテとの関わり: バンキエリはコメディア・デッラルテの音楽化に貢献しました。
彼はこの舞台芸術に音楽的な要素を取り入れ、劇中歌や合唱、ダンスを提供しました。
特に、彼の作品「La pazzia senile」や「Il Zabaione musicale」などが知られています。

音楽理論家としての業績: バンキエリは音楽理論の分野でも活躍し、いくつかの著作を執筆しました。
彼の著作『重唱音楽のための新しいルール』("L'organo suonarino")は、当時の器楽音楽に関する重要な文献とされています。
この著作では、器楽奏法や楽器の使い方について詳細に記述されています。

教育者としての影響: バンキエリはボローニャの修道院で音楽教育を担当し、多くの学生に音楽を教えました。
彼の教育的な活動は音楽の普及と発展に貢献しました。

アドリアーノ・バンキエリは、その多才な業績により、イタリア音楽史の中で重要な存在とされています。
彼の音楽は、ルネサンスからバロックへの移り変わりの時代の特徴を反映しており、その多様性と創造性が称賛されています。

●カンツォンはルネサンスからバロック期にかけてのイタリアの音楽形式で、通常は声楽曲で、多声の合唱やソロ、器楽のために作曲されました。
カンツォンは軽快なリズムや旋律を特徴とし、しばしば愉快で軽妙な気分を醸し出すことが求められました。

●「ラルチェナジーナ」は、アドリアーノ・バンキエリ(Adriano Banchieri)によって作曲された作品です。
正式なタイトルは "La Rachelechinata - Canzon Terza sopra un basso solo" で、しばしば "L'Alcina" とも呼ばれます。
これは、バンキエリが創作したカンツォン(cansone)の一つです。
ノヴァ・ミュージセス・オーガニカ・タブラトゥーラ第3巻から第1番としても知られています。

「ラルチェナジーナ」は、バロック期の音楽様式に属し、バンキエリが舞台芸術のコメディア・デッラルテから影響を受けて作曲した作品です。

作曲家アドリアーノ・バンキエリ: バンキエリは16世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家で、音楽理論家や教育者としても知られています。
彼はコメディア・デッラルテの音楽化に興味を持ち、その軽妙さやユーモアを音楽に取り入れた作品を多く作曲しました。

カンツォンの特徴: カンツォンは、軽快なリズムや旋律を持つ楽曲形式で、多声合唱や器楽、舞台音楽として用いられました。
カンツォンの多くは軽妙な雰囲気を持っており、歌詞の内容に合わせた遊び心豊かな音楽が特徴です。

コメディア・デッラルテへの影響: コメディア・デッラルテは、16世紀から17世紀のイタリアの演劇形式で、
劇中に登場人物の笑いを誘う要素を取り入れた舞台芸術です。バンキエリはこれを音楽に応用し、
キャラクターの特徴やコメディックな場面を音楽で表現しました。

「ラルチェナジーナ」は、その軽快なリズムや明るいメロディ、遊び心のある構成などが、バンキエリの音楽の特徴を示しています。
この作品を通じて、バンキエリの音楽の創造性とユーモアが魅力的に表れています。

●「Canzoni alla Francese」(カンツォーニ・アッラ・フランチェーゼ)は、ルネサンス期からバロック期にかけての音楽様式です。
これはイタリア語で「フランス風のカンツォン」という意味であり、特定の形式の音楽作品を指します。

この様式は、フランスの宮廷音楽とその特徴的な特徴を取り入れて、イタリアの音楽に影響を与えました。

ダンスの要素: Canzoni alla Franceseは、フランスの宮廷ダンスからの影響を受けています。
フランスのダンスはエレガントでリズミカルな特徴を持ち、これが作品のリズムやフレーズにも影響を与えました。

緩やかなリズム: これらのカンツォーニは、通常、緩やかなリズムと舞踏的な性格を持っています。
フランス風の舞踏は優雅さと品位を重視しており、それが曲のテンポやリズムにも表れています。

多声性と対位法: イタリアの音楽様式である多声音楽と、フランスの対位法とを組み合わせたものです。
対位法的な技法は、カンツォーニ・アッラ・フランチェーゼにも適用され、複雑な対位法的なテクスチャが見られます。

器楽と声楽の組み合わせ: Canzoni alla Franceseは、声楽と器楽の両方による演奏が行われました。
歌詞がある場合は声楽、ない場合は器楽として演奏されることがありました。

装飾的な要素: フランス風の影響から、作品には繊細な装飾やオーナメントが含まれることがあります。
これにより、作品の美的価値が向上しました。

Canzoni alla Franceseは、音楽の様式が国境を越えて交流し、新しいアイデアとテクニックが取り入れられた一例です。
この様式は、イタリア音楽史の発展において重要な役割を果たしました。

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  2023/09/11   animato