圧倒的迫力バチカン

太陽道路からローマ環状線を経て、ようやく市内に入った。まず訪れたのはイタリアの首都ローマにあるキリスト教最大宗派カトリックの総本山、サンピエトロ寺院に向かう。世界最小国家バチカン市国だ。バチカン市国の面積は44ヘクタール。これとほぼ同じ面積といえば東京ディズニーランドくらいである。世界中のカトリック教徒を率いるローマ法王(教皇)は中世ヨーロッパで絶大な権力を持ってた。1929年ムッソリーニと法王の間で「ラテラノ条約」が締結されローマ法王の領土としてバチカン市国が誕生した。使徒ペテロの墓の上にうち立てられたこの宗教国家は、2000年にわたって西欧精神の中軸として絶大な影響力を保持しながら世界に君臨してきた。現在その信徒数は10億人に達している。サンピエトロ広場中央には、西暦40年にエジプトから運ばれた高さ25.5mのオベリスクがあり、周辺の円柱の上部には140人にも及ぶ聖人像がある。聖人ペテロ(サン・ピエトロ)はこのあたりで逆十字架にかけられたといわれている。多くのシスターや信徒、観光客で賑わうサンピエトロ広場を訪れた。その迫力で圧倒されながら聖堂内部に入ったのだ。
 


ローマの城壁をくぐって


14時の昼食


テヴェレ川を渡ってバチカンに入国した


もみの木は毎年スイスのチロルから寄進される


サン・ピエトロ広場を通り抜けて聖堂に向かう


サン・ピエトロ寺院を守る衛兵はスイス人、服はミケランジェロのデザイン


内部に入る階段を上る

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