フィレンツェ朝の散歩

フィレンツェの街を流れるアルノ川の右岸には一際目立つドゥオモとジョットの鐘楼、市政庁の置かれるヴェッキオ宮、ボッティチェッリの「春」「ヴィーナスの誕生」で有名なウフィツィ美術館、メディチ家所縁のサン・ロレンツォ聖堂、サンタ・クローチェ教会にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会、左岸には広大なボーボリ庭園を持つ美術館ピッティ宮など必見スポットで溢れている。1時間で回れる場所には限りがあるが、ピサから帰ってホテルに戻るまでにも若干時間がある。少しでも歩いておきたい。ドゥオモ入場の後はグラツィエ橋を渡ってアルノ川対岸に渡った。ヴェッキオ橋の賑わいの中を再びドゥオモ前を通過。ヴェッキオ橋はアルノ川に架かる最も古い橋で、第2時大戦中でも唯一爆撃から逃れた橋である。1345年に作られ橋の上には家や工房が立った。はじめは主に肉や野菜を売る店が並んでいたのだが、16世紀末にトスカーナ大公であったフェルディナンド1世の命令によって、金銀細工の工房に様変わりした。その名残で現在は宝石・貴金属店が所狭しと並んでいるのだ。片側の家々の上には1565年ヴァサーリによって作られた「ヴァサーリの回廊」がウフィツィ美術館とピッティ宮殿をつないでいる。 サンロレンツォ教会に至るサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を通り、中央駅の東側アドゥア広場に向かった。現地ツアーのピサ半日観光に参加するためだ。


グラツィエ橋から見たヴェッキオ(古いという意味)橋


ヴェッキオ橋から東南方向を望む


中世の面影を残すフィレンツェ最古の橋ヴェッキオ橋


ヴェッキオ橋は宝石・貴金属店が軒を連ねる


ヴェッキオ橋からウフィツィ美術館を望む


サンタトリニタ側からヴェッキオ橋を望む


再びドゥオモ前を通過


サン・ロレンツォ教会に至った


サンタ・マリア・ノベッラ教会

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