標津町の北部を流れる忠類川ではサーモンフィッシングに挑戦することができた。カラフトマスがたくさん上がっていたのだが筆者が釣り上げることはできなかった。次回に譲るしかないのは残念であったが、橋や堤防などが殆どない原始の姿を今に残す川に出会えたことは鮭との出会いとともに感動体験であった。
チュウルイ(チュウールイ)はアイヌ語で「流れの速い川」「急流」を意味している。標津から知床半島沿岸の各河川の河口には昔から集落が開かれていた。忠類川の河口付近にも集落ができ、現在も約120世帯が生活されている。
忠類川釣獲調査・採捕従事者規則で「調査の実施に当たっては、必ず採捕従事者カードを携帯し見える位置に掲示しなければならない。」と規定されている。
ポイントに向かって原生林を分け入る 管理棟で受付を済ませ車で10分程上流へ 忠類川は日本で最初にサーモンフィッシングが解禁された川である その澄み切った水が鮭達のふるさとなのだ 毎年変わる瀬、林が増水でなくなることも日常である 増水で何度もえぐられた地肌が新しい光景 どんどん上がるカラフトマス いらだつ筆者には何本ものヒットはあったものの1本も上がらなかった 産卵を終えたメス(アイヌ語でホッチャレという)がひっそりと沈んでいた 次回に望みを託してこの川を後にした
野付半島では原生花園を訪れた。北海道では原生花園の多くが人の手を介して出来上がったと聞いて驚いた。よく話を聞いてみると納得のいく内容である。それは放牧を断念した湿地に残ったのは家畜が食べない野草岳だったとのこと。なるほど納得。
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