初秋の道東歳時記Vol.4

国境最前線の漁場

標津町の位置する根室海峡は北方領土の一つ国後島がくっきりと見える。危険を伴う国境最前線の漁場である。アルミ製の船内にある操舵室は最先端の機材が所狭しと並んでいた。日本とロシアの国境警備艇が行き交うこの海峡で定置網漁が行われているのだ。

操舵室上部

正面の無線電話機

ワイパーはシケの海で威力を発揮する

カラーコースプロッターは

魚群探知機を兼ねていた

小型レーダーも完備

操舵室後部には標津神社の神棚が設置されている

船倉もHACCPを感じさせられる清潔さ

漁協からは国後島がくっきり見える

ロシア語で書かれた海図が貼られていた

標津町から国後島までは直線距離で何と24kmの近さである

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