楽曲種類一覧

器楽曲の種類

交響曲 複数の楽章からなる管弦楽曲。普通,ソナタ形式の楽章を含む。 

協奏曲 独奏楽器と管弦楽のための曲。

合奏協奏曲 独奏楽器群と合奏のための協奏曲。

交響詩 文学的あるいは絵画的な内容をもつ管弦楽曲。単一楽章で書かれるのが普通である。

ソナタ 複数の楽章からなる独奏曲あるいは二重奏曲。ソナタ形式の楽章を含む。

組曲 複数の小曲からなる作品。管弦楽組曲,ビアノ組曲などがある。

序曲 普通,オペラや組曲の冒頭に演奏する管弦楽曲。演奏会用として独立した作品もある。

前奏曲 序曲にほぽ同じ。管弦楽だけでなく,独奏などのために書かれるものもある。

間奏曲 オペラや演劇の幕間に演奏する管弦楽曲。

即興曲 即興的な楽想に基づく小曲。

幻想曲 楽想を幻想的に展開した,自由な形式による曲。

奇想曲 気まぐれで即興的な感じの曲。

無言曲 歌曲のような様式をもつロマン派のビアノ曲。

ノクターン 静かで叙情的な雰囲気をもつ曲。

ラプソディ 物語的な内容と民族的な色彩をもつ曲。

フーガ 厳格な規則に基づいて,主題を多声的に発展させた曲。

トッカータ 即興的な自由さをもつ鍵盤楽曲。走り回るような旋律と力強い和音を持徴とする。

舞曲の種類

ポロネーズ l7世紀に起こったポーランドの舞曲。4分の3拍子,緩やかなテンポ。

ポレロ 18世紀に起こったスペインの舞曲。4分の3拍子,緩やかなテンポ。

ワルツ 18世紀に起こったドイツ,オーストリアの舞曲。4分の3拍子,速いテンポ。

ポルカ 19世紀に起こったボヘミアの舞曲。4分の2拍子,速いテンポ。

 

声楽曲の種類

ミサ曲 キリスト教会の儀式音楽。時代によってさまざまな形態の曲が書かれている。

カンタータ 独唱・重唱・合唱などからなる声楽曲の一種。管弦楽伴奏によるものが多い。

リート ドイツの芸術歌曲のことで.ビアノ伴奏による独唱曲。特にシューベルト以降のドイツの歌曲を指すことが多い。

劇音楽の種類

オペラ 独唱・重唱・合唱と管弦楽による舞台作品。ワーグナー以降に書かれたいくつかのものを楽劇ということもある。また,より大衆的で喜劇的な音楽劇をオペレッタと呼ぶ。

オラトリオ 演奏会形式で上演される劇音楽。宗教的な題村によるものが多い。

 

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