山里の遅い春 2/3
- 滋賀県高島市マキノ -
メタセコイア並木が青空に向かって一斉に伸びていく群像に、生きる力を授かったような気持ちになった。ふと足元の空き地に目を向けると、つくしが群生している。何とも対照的な高低差と硬軟さだろうか。やがてメタセコイアにも芽吹きの頃が訪れるのだろう。どんなに賑やかなストリートになるのだろうか楽しみでもある。
歴史を感じさせる土蔵が印象的な民宿「幸乃家」で夕べの宴は、すき焼き鍋だ。思わぬ寒さも、ほころぶ味わい。山の里に絶品の温もりを頂戴した。翌朝は朝日が眩しいお地蔵様に「おはようございます」とご挨拶。
一斉に伸びていくメタセコイア
足元の空き地には「つくし」
今夜お世話になる民宿「幸乃家」
風情のある土蔵を発見
夕べの宴はすき焼き
翌朝お地蔵様にごあいさつ