雪の八達嶺長城 3/5

― 筋肉痛との闘い ―

 紀元前221年に秦の始皇帝が天下統一を果たし、始皇帝が最も脅えていた「匈奴」の侵略から領土を守るために建設されたのがこの城壁だ。 その後も延々と城壁は拡大・延長され、明朝の時代に最終的に完成したといわれている。 万里の長城は、英語名でも"Great Wall"といわれ世界最大の人造の構築物である。八達嶺長城は万里の長城のうちもっとも早く観光地として一般公開された場所で、現在の遺構は明代に建設されたものである。北京近郊の長城は首都防衛を目的とし、王朝の威厳を示す目的もあり特に堅牢な建築物となってる。煉瓦で建築され所々に望楼がある。

 日本人には男坂と呼ばれる南側を登り始める。 1時間30分の滞在時間だ。美しい眺望で有名な南七楼までは行けまい。何とか可能なところまで上ってみる。やはり時間が短すぎたか、南五楼で引き返す。雪が舞い始め体感温度は摂氏0度くらいだ。肩をすくめながらバスに乗り込み、昼食会場に向かった。

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中腹から北側の駐車場を望む


南三楼を仰ぎ見る


南三楼を過ぎると人影もまばらだ


南五楼で時間となる


下りは速いが怖い


北京市外では禁止の馬車

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