サッポロノッポロ 2/5

― 北の晩夏 ―

 時計台別のページ)にも初めて足を運んだ。明治11年に札幌農学校演武場として建てられた。札幌農学校は、北海道大学の前身で近代技術を導入し北海道開拓の指導者を養成する目的で開校。時計台は農学校生徒の兵式訓練や心身を鍛える体育の授業に使う目的で建設され「演武場」と呼ばれた。今も時計は正しく時を知らせていることに驚いた。

 北海道庁旧本庁舎は正門の中に入ることはできなかった。ここは、かつて北海道庁の本庁舎として 1888年(明治21年)に建築された煉瓦造りの西洋館で国の重要文化財だ。「赤レンガ」と呼ばれて親しまれている。 館内は北海道開拓関係資料を展示・保存する北海道立文書館等として一般に公開されているが、一部は隣接する現道庁の会議室として現在でも使用されている。

 ようやく研修終了だ。これからは個別フィールドワークの研修と洒落込もう。野幌森林公園は札幌という大都市近郊ながら広大な敷地を誇る公園だ。筆者から見れば原生林そのもの。日頃こんな環境に浸れることができない者にとって、まったく「エデンの園」という感じだ。


国指定重要文化財に指定されている時計台正面

 


裏に回ってみた


北海道庁旧本庁舎の落ち着いた佇まい


今日こそは足を踏み入れたい


ワレモコウが迎えてくれた


すごい大木だ


深い原生林へと誘われるままに


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