西暦79年当時の街並が驚くほど生々しく残っている。この街ポンペイは長い間人々の目の前から消え、忘れ去られていたのである。2000年前のローマ帝国華やかなりし市民生活がそのまま発掘・展示されていた。道路は石で舗装され、中央は車道(馬車道)で両サイドには一段高くなった歩道がある。鉛製の水道管が道路に埋め込まれた水道設備が完備しており、随所に噴水がある。浴場は男女別々に左右に配置され、二重構造の床で保温の配慮がされた立派な施設だ。猛犬注意の表示など現代と何ら変わらない生活ぶりが伺えた。16時30分にはバスでローマに向かった。道中に運転手が2度のアンコールに応えて歌ってくれたカンツォーネ(曲順はオーソレミオ・サンタルチア・帰れソレントへ)が忘れられない。
フォロ(公共広場)
小道と住宅地
大理石柱の列が美しい
ノラ門から続く大通り
天窓がある浴室
裕福な家の庭
広い庭園
生い茂ったツタの実
たんぽぽ(12月だというのに暖かい)
16時頃の陽射し