太陽の恵みナポリ

5時30分起床。朝食弁当はオレンジ、パンとレーズンケーキ・ラスク、バターといちごジャム、ミネラルウォーターだ。もう慣れたが朝食は味噌汁と白米に一菜、漬物と揃わなければ力が出ない。早朝テルミニ駅近くのローマのオペラ座コンスタンツィ劇場に至った。ローマオペラ座はイタリア4大オペラ座のひとつローマ・オペラ座だが正式名称をコンスタンツィ劇場といい、ローマでは別格の本格的オペラ劇場だ。プッチーニの「トスカ」、マスカーニの「友人フリッツ」を初演している。

メトロポールホテルからオプションの現地ツアーでナポリ ポンペイに出かけた。ローマからは250km、太陽道路で2時間30分の道のりだ。休日はトレーラーが高速道路を走ることができない法律があり快適な走行である。今までにもオリーブの樹は珍しくなかったのだがカンパニア州に入るとオレンジやレモン、ほうれん草等の農作地が広がる。

ナポリはティレニア海に臨む、風光明媚なカンパーニャ州の州都であり、温暖な気候・紺碧の海・雄大なヴェスヴィオ火山の景色と、多くの観光客を魅了する南イタリア随一の都市だ。ナポリの歴史は古代ギリシアの植民都市、その後ローマ、ビザンチン帝国の支配と続いている。見どころは、ギリシア、ローマの美術品が収蔵されている国立考古学博物館や、8体のナポリ王の像が飾られている王宮、サンタルチア港の西側の埠頭に立つカステロ・デローヴォ(卵城)などだ。「ナポリを見てから死ね」ということばは、この卵城からの景色である。また、ナポリ民謡(フニクリ・フニクラ)は1980年にベスビオ山麓の標高800mから火口縁(標高約1200m)までフニコラーレ(登山鉄道)が開通したことを宣伝する有名な歌である。

ナポリも快晴、ベスヴィオ山も雪化粧である。治安の問題で車窓からのみの眺めが残念だ。それにしても空の色が違う。この色にぴったりの街が目の前に現れた、それがナポリだった。


ローマ・オペラ座


ナポリの町並みが見えてきた


左手にナポリ市街、右手奥にはベスヴィオ山


ナポリ市街の背後にはサン・テルモ城とサン・マルティーノ博物館が見える


サンタ・ルチア港の卵城


ヌォーヴォ城が見えてきた


ヌォーヴォ城をC.コロンボ通り(海岸通り)から望む


モーロ・ヴェレッロ港越しのベスヴィオ山


カメオのショッピングでバスが停車


筆者にとっては撮影と休憩時間

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