塘路駅を後に急いで釧路空港へ向かう、時間がない。釧路市を通らずに温根内経由で時間短縮。しかし名残惜しい釧路湿原の施設や展望台に立ち寄った。帰りの飛行機に間に合うのだろうか。
アッと言う間の視察旅行、お気に入りの北海道で見聞を広められた4日間は至福の時間だった。21世紀を生きる次世代の人達に、我々大人は何を残し、何を伝えるべきなのか?これを真剣に考えることから地球環境と生命の教育が始まると実感した。自然は人間のために.....ではなく、人間は自然のために戻さなければならない多くの借金を抱えている。鮭の誕生から回帰、大地の恵み、広大な景観、脈々たる人の営みに触れることで、若い人達には真摯な気持で人類の行く道を見い出して欲しいと強く願いたい。近々再訪するまでに筆者なりに見い出せる道を踏み固めておきたいと決意を新たに帰京したのだった。(ライター・カメラ = 瀬 浩明)