2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

古楽器コレクション-7、そして帰国

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新王宮を10時40分に出る。空港に12時には入らないと帰れない。

12/30ウィーン空港は帰国の日本人以外に人影はまばらだった。

この機内食の後は恒例のチキンラーメンを配給され、涙ながらに帰国を実感するのだった。
関西空港には12/31の朝に無事到着、家路についた。


長いようで矢のように去っていった旅の9日間であった。今回の旅は「広く浅く」がモットーでもあった。ただ、ゆっくりと体に無理せず旅を楽しみたい方には不向きなスケジュールであることも否めない。どこまで深く掘るかというのは帰国後でもできる。実際このようにして旅の記録を振り返っている作業自体が掘り下げることの一助となっているに違いない。

電池切れを痛感する年代に突入した筆者にとって永く音楽に携わってきた商売柄、傾倒こそすれども一度は訪れたい街があった。その筆頭にウィーンが挙がる。若い人達にお国柄の違いや西洋音楽一辺倒の芸術を教えるのではなく、洋の東西を問わず文化継承と伝承の大切さ、地球市民としての姿勢を培い、人生の中で生かせ、且つ実行できる力を身に付けて欲しい。そんな願いを胸に今回充電した力をもって、これからも教壇に立ちたいと思った。

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