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2024年01月23日

サックス八重奏 クリスマスオラトリオからシンフォニア第10番

サックス八重奏 クリスマスオラトリオからシンフォニア第10番
J.S.バッハ
Sinfonia No.10
from Weihnachts-Oratorium, BWV 248
J.S.Bach

編成はソプラノ2本、アルト2本、テナー2本、バリトン2本です。
クラリネット八重奏、木管八重奏、金管八重奏版は発売中です。
金管八重奏以外は調性互換がありますので混成可能です。

賛美と感謝の気持ちを表現した美しいバッハの魅力をぜひ味わってください。

サックス八重奏 クリスマスオラトリオからシンフォニア第10番
J.S.バッハ
Sinfonia No.10
from Weihnachts-Oratorium, BWV 248
J.S.Bach

編成はソプラノ2本、アルト2本、テナー2本、バリトン2本です。
クラリネット八重奏、木管八重奏、金管八重奏版は発売中です。
金管八重奏以外は調性互換がありますので混成可能です。

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https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/ApzH4qLoIUY

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

バッハの作曲した「Weihnachts-Oratorium, BWV 248」からの「Sinfonia No.10」は、
クリスマスオラトリオという作品の一部であり、その中でも第二部「ヨハネによる福音書」に基づいています。
この作品は、クリスマスの祝祭を祝うために作られ、1734年から1735年にかけて作曲されました。

Sinfonia No.10は、クリスマスオラトリオの第二部のオープニングに位置しています。
このSinfoniaは、管楽器と弦楽器の美しい調和が特徴であり、独自の魅力を持っています。
バッハの緻密な対位法と音楽的な表現力が、この楽章を独特なものにしています。

楽章は12/8拍子で書かれており、田園風なテンポと軽快なリズムが感じられます。
管楽器と弦楽器の対話が交差し、楽しい響きを作り出しています。
メリハリのあるダイナミクスと、主題が異なる楽器群によって奏でられることによって、聴衆は多様な音色の変化を楽しむことができます。

Sinfonia No.10は、クリスマスの喜びや祝祭感を表現しており、バッハの音楽の深さと複雑さがその中に詰まっています。
この楽章は、バッハの対位法の巧妙さと、彼の音楽の洗練された構造を示す良い例と言えるでしょう。

バッハのSinfonia No.10は、その美しい旋律と複雑な音楽的テクスチャによって、聴衆に感動と喜びをもたらす作品となっています。
バッハの音楽愛好家やクラシック音楽ファンにとって、この楽章は彼の優れた作曲技術と音楽的な才能を堪能できる逸品です。

J.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」について
 J.S.バッハ(1685-1750)の「クリスマス・オラトリオ」BWV248は、彼が残した大曲の一つであり、
オラトリオと名付けられた3曲の中で最も有名な作品です。ドイツでは年々この曲の演奏が各地において盛んになっているようで、
英語圏のメサイア、日本の第九と同様、冬の風物詩ともいえます。
 クリスマス・オラトリオの初演は、ライプツィヒにおいて、1734年から1735年にかけて行われました。すなわち、降誕祭第1祝日(12/25)、
同第2祝日(12/26)、同第3祝日(12/27)、新年・割礼の祝日(1/1)、その後の日曜日(1/2)、顕現節(1/6)と、6部・64曲が
教会の礼拝式に合わせて6日間に順次演奏されたものです。初日は午前・聖ニコライ教会、午後・聖トーマス教会、二日目はその逆というように、
毎回、両教会で演奏されました。
 内容は、前半の3部がクリスマス(イエスの誕生と羊飼いたちとの出会い)、後半の3部が新年(イエスの命名と東方の博士たちの来訪)となっています。
福音史家たちが語り、歌う聖書章句はルカとマタイの福音書からの引用です。作品全体が一つの曲集になるのは後世のことですが、
バッハは作曲当初から全6部を包摂する全体構想を持って臨んでいました。
最初と最後のコラールにマタイ受難曲で有名なハスラーの旋律を用いて、降誕と受難の不可分性を示唆していることもその証左の一つであり、
調性も、神を象徴するD-dur(イ長調)を墓調として、D-G-D-F-A-Dとまとまった構成を示しています。

●この曲について
[第2部:その地方で羊飼いたちが](野にある羊飼いたちへの天使のお告げ)
第10曲:シンフォニア (fl2・oba2・obc2・弦楽合奏・通奏低音)
12/8拍子による田園的な曲です。天使の象徴と解されるフルートとヴァイオリンによる軽やかな音型と、羊飼いの象徴と解されるオーボエ群の
調べとが対立的に扱われていますが、その距離は曲の進行につれて縮まっていきます。
第10曲(シンフォニア)パストラール風の器楽曲をここに挿入するのはクリスマス音楽の伝統で、ヘンデルのメサイアにも見られます。
空に舞う天使(フルート・弦)と地上の羊飼い(4本のオーボエ)は初め対置されますが、次第に歩み寄り、ついには融台して、
神と人の一体化(キリストの生誕)を象徴しています。

第10曲 シンフォニア :12/8拍子、ト長調は、穏やかなシチリアーノのリズム上で、
いくつかの動機がパート間でやりとりされる面白さが存分に味わえる曲です。
シュヴァイツァーの解釈を拡大するならば、天使と羊飼い達が会話する前に、天使同士、羊飼い同士の会話があります。
オーボエ属4本によるbの部分に通奏低音抜きのバセットヒェンと呼ばれる手法が用いられています。
この手法は、短調の曲の場合は支えがないことから「不安」または「救いのない」状態を描くのに、
長調の曲の場合は最低音が通奏低音にない、すなわち足が地に着いていないことから天上の情景の描写に、それぞれ用いられる習慣があります。
シュヴァイツァー説に習慣通りの解釈を付加するならば、羊飼い達は天上の気分を体験したことになります。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2024/01/23   animato