このページは計らずも、2000年6月末に京都東山「都ホテル」にて私が司会を努めた結婚式披露宴の司会原稿です。断ったのですが、なにぶんお祝い事ゆえ、最後まで断り切れませんでした。大雨警報の中バイクでの会場入り、足元はぐっしょり、もうさんざんでした。ご両家に喜んで頂けたことが何よりでした。誤解のないよう、おことわり申し上げます。私は職業として司会をやっているわけではございません。
なお、今回は今流行の「人前式」(宗教色のない式)とのことで、私なりにネット検索を行いましたが、充分に参考になる資料が得られませんでした。そこで、少しでも皆様のお役に立てて戴ければと思い、掲載いたします。どうぞご自由にお使いください。
司会原稿(人前式仕様)○○・○○家結婚式及び披露宴
* 立礼
新郎新婦、媒酌人、両家両親が会場
入口にて迎賓します。
* 新郎新婦入場
(司会)―――
ただいま新郎新婦が入場
されますので、皆様方盛
大な拍手をもって二人を
お迎え下さいませ。
全員拍手の中、係員の案内で新郎
新婦、媒酌人夫妻がメインテーブ
ルに着席。
艶やかなお姿の新婦を新郎が優しく
エスコートし、程なく、
高砂の席へお着きでございます。
皆様、盛大な拍手でお迎えくださいませ。
* 開宴の辞
(司会)―――
皆さま、本日はご多用の中、
本席にご臨席賜わり、あり
がとうございます。そして
大変お待たせを致しました。
ただいまから○○・○○
ご両家のご結婚式並びに
ご披露宴を始めさせてい
ただきます。
申し遅れましたが、本日の
この良き日、司会を勤めさ
せていだきます私、新郎の
知人(瀬 浩明)と
新婦の友人(○○○○)
でございます。なにぶん
不慣れのため万事不行届
の事があると存じますが、
どうかよろしくお願い申し
ます。(礼)
* 媒酌人挨拶(人前式の後でも良い)
(司会)―――
さて、本日のこのおめで
たい日にさいしまして、
ご媒酌の労をお取り下さ
いました、○○株式会社社長の
○○○○様より新郎新婦のご
紹介ならびに、ご挨拶を
お願いいたします。
挨拶の間は新郎新婦,両家両親は
起立します。
(司会)―――
ありがとうございました。
これまでの新郎新婦のご活躍と
お人柄が忍ばれるご挨拶でした。
そしてまた、本日のおめでたい式の
ご媒酌を、快くお引受いただきました、
○○様、本当にありがとうございました。
*人前式
(司会) 引き続きまして○○・
○○ご両家のご結婚式を人前式を形を
取りまして、ご臨席賜わりました皆様を
立ち会い人と致しまして執り行わせて
いただきます。
お二人にとって、人生の新しい出発を
皆様と共に祝福したいと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに新郎新婦から「ご結婚、誓いの言葉」
をいただきたいと存じます。
それでは新郎新婦、よろしくお願い致します。
(司会)―――
ありがとうございました。
とっても幸せそうな、お二人の誓いの言葉でした。
続きまして、新郎新婦に婚姻届の署名を
お願い致します。署名し終えましたらご来賓
の方々にご披露して頂きたいと存じます。
どうぞ、皆様のお手元まで順にお進みください。
カメラをお持ちの
皆様はどうぞお進みいただいて
晴れやかな誓いを済まされました
お二人のお姿をお納めください。
(司会)―――
ありがとうございました。
それでは最後に新郎新婦に指輪のご交換を
お願い致します。
(交換が終わった時点で)
新郎新婦のお二人、皆様にご披露してくださいますか?
ご来賓の皆様、お二人の愛の証しに盛大な
拍手をお願い致します。
*ウェディングケーキ入刀
(司会)―――
只今から新郎新婦二人が
力をあわせウェディング
ケーキにナイフを入れら
れます。どうかご来賓の
皆様、暖かい拍手をお願
い致します。
また、カメラをお持ちの
皆様はどうぞお進みいただいて
お二人の華やかな共同作業の
決定的瞬間をお納めください。
タイミングを合わせて
「ウェディングケーキに只今ご入刀でございます」
ウェディングケーキにナイフを入
れている間に、乾杯用のお飲物を
皆様にお注ぎいたします。
ありがとうございました。
とても素敵なウェディングケーキ入刀
でしたね。
*乾 杯
(司会)―――
それではここで、新郎新
婦の幸ある前途を祝し新
朗のおじでいらっしゃいます
○○○○様のご発声によりまし
て、乾杯をお願いいたし
ます。恐れ入りますが、
皆様方ご起立下さいませ。
(乾杯の後)ありがとう
ございました。どうぞご
着席下さい。
*祝宴開始
(司会)―――
只今より祝宴に移らせて
いただきます。ごゆっ
くりご歓談のうえお過ご
し下さいますようお願い
申し上げます。
なお、しばらくの間新郎新婦はお
色直しのため一時席を中座されます。
*色紙記入案内
皆様、ご歓談中大変失礼いたします。
只今から各テーブルに色紙をお回しいたします。
どうぞお二人に温かなメッセージ、お励ましの
言葉などをお書きくださいますよう
ご案内申し上げます。
*新郎新婦入場
(司会)―――
只今新郎新婦がお色直し
をすまされまして、キャン
ドルサービスにてご入場
されます。皆様盛大な拍
手でもって、お迎え下さ
いませ。
凛とした新郎のお姿と
花のように可憐な新婦の
お二人を大きな拍手でお迎えください。
タイミングを合わせて
「それではメインキャンドルに点火をお願いいたします」
皆様、盛大な拍手でお祝いくださいませ。
ここで、司会者よりささやかなお願いがございます。
カメラをお持ちの皆様は、
どうぞ前の方へお越しくださいませ。
新郎、新婦の肩に手を添えて頂けませんか?
新婦は新郎をしっかりと見つめてください。
新郎、二人の愛の証し、どうぞ後はご自由に。
皆様、お二人の熱いキスに、盛大な拍手を
頂戴できますでしょうか。どうぞよろしく
お願いいたします。
エアコンが故障したかのような熱さでしたね。
本当に有難うございました。
*来賓の祝辞
(司会)―――
それではお食事中、
誠に恐れ入りますが、
ここでご来賓の
方々よりお祝いのお言葉
を頂戴いたしたいと存じ
ます。
まず新郎の先輩で
いらっしゃいます、
○○○○様にお願いいた
します。(事前確認-司会)
1. 新郎の先輩の○○○○
2. 新婦のおじの○○○○
3. 新郎の友人の○○○○、○○○○の(歌)バンザイ
4. 新婦の友人の○○○○と○○○○
(スピーチ)
5. 新婦の兄弟(ゲーム)
6. 新郎の友人の○○○○(スピーチ)
7 .新婦の高校の友人の○○○○と○○○○
(歌)ハッピーサマーウェディング
8. 新郎の友人の○○○○(スピーチ)
*祝電披露
(司会)―――
祝電が多数届いております
ので、ここにご披露させて
いただきます。
(電文)............
たくさんの方々から祝電
を頂戴いたしました。あ
りがとうございます。
*花束贈呈(ご希望により)
(司会)―――
それではこれから新郎新
婦よりそれぞれのろ両親
へ感謝の気持ちとして、
花束を贈呈されます。
それに先立ちまして、新婦から
ご両親へ感謝の気持を込めた
お手紙がございます。新婦○○さん、
よろしくお願いいたします。
有難うございました。
(歩きはじめたら)
新郎より新婦のお母様へ、新婦か
ら新郎のお母様へそれぞれ花束を
贈呈されます。
今日までの長いようで短かった日々の
ご両親のご苦労に感謝し、
これからの二人手を取り合っての
生活に幸せを誓い合っての
花束贈呈でございます。
皆様、盛大な拍手をお願いいたします。
*引出物配布(係員がお配りいたします)
*両家代表謝辞
(司会)―――
ここでご両家を代表され
まして、新郎のお父様よ
りお礼のご挨拶がござい
ます。
*立礼(入口にて)
*おひらきの辞
(司会)―――
楽しく過ごして参りました
この御席も、程なく時間が
参りました。
さて、ここに○○・○○
ご両家の結婚披露宴をめで
たくお開きとさせていただ
きたく存じますが、本日こ
こにご光来下さいました皆
様方と新郎新婦並びにご両
家のご多幸を祈りまして、
お開きとさせていただき
ます。本日は誠にありが
とうございました。
(全員会場を退出します)
新郎新婦は皆様をお見送りさせて
いただくために一足先に退席となります。
本日はご媒酌の労をお取りくださった
○○様ご夫妻、誠に有難うございました。
尚、新郎新婦は○○へのハネムーンの後
○○駅前に新居を構え、幸せな家庭を築かれると
お聞きしております。
皆様、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りいただき
ますよう、ご案内申し上げます。
皆様、お手回り品など、
お忘れもののございませんよう、
お気を付けてお帰りくださいませ。
本日は誠に有難うございました。
―――――――――
お疲れ様でした。