晩春の大山-1

―風雨との闘い―

 2007年5月16日から18日の3日間、大山(だいせん)登山を目的に鳥取県「休暇村大山鏡ケ成」を訪れた。中国地方最高峰の大山は出雲国風土記「国引きの神話」にも登場し、古代から「神々がおわす山」として崇められてきた。日本海にそびえ立つ孤立峰の標高は1,710m。西側(米子市方面)から大山を臨むと裾野が雄大に広がり、その美しい姿から「伯耆富士」とも呼ばれている。一方、北側や南側からは荒々しい岩肌の眺望が特徴。中国地方随一のブナやミズナラの自然林が広がる大山は絶好の登山体験ができる。


標高920mに位置する休暇村大山鏡ケ成


鏡ケ成(かがみがなる)は貴重な湿原だ


正面奥にそびえるのは烏ケ山(からすがせん)


烏ケ山、象山(ぞうやま)、擬宝珠山(ぎぼしやま)に囲まれた窪地だ

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