-地球博-2/2


この一帯(地球市民村) が最も人口密度が低かった


グローバル・ループは灼熱道路、両端に設置してあるミストも効果なし


会場の南端、オーストリアによるパビリオン前でツィター演奏に出会う


午後6時頃、南部から北方向を望む


午後7時頃、グローバル・ループ西ゲート近くから南方向を望む

10時過ぎから西ゲートに並び、正午過ぎにようやく入場。人気パビリオンは開場早々から入場制限で、ことごとく門前払い。ペットボトルや市販食品の持ち込みを禁止によってゲートで没収される一方、会場内では水分や食料の購入も長蛇の列で容易に手に入らない。当然のことながらトイレも同じく長蛇の列だ。暑さと異常な人口密度で筆者は脈拍数120といった状態に陥り14時頃には立ち上がれなくなってしまった。唯一ツィター演奏だけが収穫だったかも知れない。自力の徒歩で西ゲートに辿り着き、バス発車は20時、自宅到着は22時40分であった。どちらにしても今回の災難に対して筆者として避ける術がなかった。

それにしても環境問題を万国博覧会で取り上げて開催するメリットは、どんなところに或るのか。その主旨に賛同して訪れる観客に何を訴求できたのか。この開催自体が環境問題に与えるデメリットが訴求力を上回ることは疑い無いが、それらを十分に上回る経済効果があるのだろう。結局のところ国家レベルのプロジェクトでは経済効果のための環境問題といった図式だけが筆者の頭に像を結んだ。

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