大峯山系 八経ヶ岳 2/5

 天川村の中心部を過ぎ、309号を進むと川迫渓谷の入り口である川迫ダムが見えてきた。ひっそりと佇む水面も見事な青色である。ゆっくりと川面に遊びたい気持を振り切って上っていく。ダムは下流に見えなくなり、ますます道は険しくなっていく。落石の跡を避けながら、ようやく10時30分に行者環トンネル西口に辿り着いた。かすかな光が見えるトンネルの向こうは上北山村だ。いよいよ登山口から登り始めて10分、にわかな風とともに雲行き怪しく雨がポツポツと降り始める。軽装備で雨対策を施していない筆者は一旦引き返して様子を見るしかない。雲が切れる時もあり雨は何とか止んできた。11時に意を決して再入山、きつい登りを経て奥駈出合に到着。ここからは尾根づたいの道、しばらくしてガスが出てきたが息も落ち着いてきた。

行者環トンネル西口11:00→奥駈出合11:45→弥山小屋13:15→八経ヶ岳13:55→奥駈出合16:20→行者環トンネル西口17:00


川迫ダムは中に入れないのが残念


川迫渓谷


雨宿りもトンネルで


奥駈出合で一休み


日本有数の多雨地域だ

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