この日もハードである。早朝出発でアッシジに向かう。スバシオ山は雪化粧、聖サンフランチェスコ大聖堂は快晴でコントラスト良好。アッシジはスパジオ山の中腹に位置し東西に広がる静かな街である。イタリアの守護聖人であり、第2のキリストと呼ばれる聖サンフランチェスコの街、全世界のカトリック教徒の巡礼の地だ。
アッシジの歴史は紀元前1世紀のローマ時代にさかのぼる。その頃から変わらないといわれる現在の街の風景があった。その後は蛮族の支配、ローマ帝国の領地、自治領時代(フランチェスコが生きた時代)、教皇領といった時代を経てきた。 街の城壁最西端にそびえ建つサン・フランチェスコ寺院である。フランシスコ派カトリックの総本山で上部教会には聖ダミアーノの十字架像、世俗の完全放棄、聖痕の秘蹟、死という名の妹との出会いなどジョットによる28枚の連続フレスコ画「聖フランチェスコの生涯」が描かれている。寺院ではクリスマスミサに少しだけ与ることができ、グロリア等の聖歌に参加できたことも感激。
街の西に位置する聖サン・フランチェスコ寺院
東に向かってサン・ピエトロ門
西に折れてサン・フランチェスコ門
広場を横切って上る
下部教会に入る
東に広がる町並み
上部教会とウンブリアの田園風景を一望